昨日の、食品安全に関するpostとは別の事柄があります。アメリカでは毎年何十人、何百人という人が食品由来のリスク因子により死にます。日本人の頭では理解ができないような規模です。その理由はそれほど複雑ではありません。たとえば、牛由来の菌O157で汚染された畑で生産されたトマトがアメリカ中で販売され、たとえば、ファストフード・チェーン経由で消費者に届くというもの。それを食べた人のうち、多くは幼児、老人ですが、集団で一気に中毒事件となります。日本ではこのようなことは滅多に起きません。それは農業の規模が日本では小さいから。日本人の知らない間にリスクが分散されています。それと引き換えに、日本人は割高な野菜(ここの例ではトマト)を食べています。ところが、アメリカでは農場の規模が巨大であるため、同じ農法、資材をつかって生産されたトマトがものすごい量、生産され消費されます。それが各州に配送されて・・・時々事故が起きます。
では、生野菜を食べることを止めれば?たしかに一理ありますが、cost/benefitの比較をすると、すべて加熱した食品では、人間の健康を維持することははるかに困難になると言われています。生の食材には、加熱調理(cook)された食材にはない価値があります。多くは、無数の種類の酵素と呼ばれている、タンパク質の一種を摂取することで、人体もその恩恵を受けます。その時に、cost/benefitの分析では、リスクをゼロにできないが、生で食べる食品をゼロにすることもまた別のリスクを生む、というもの。加えて、食品全体を食べることの意義も考えてみましょう。小麦だと普通は胚芽の部分は除いた小麦粉でパン、パスタなどに加工されます。つまり、普通のパスタを食べても小麦「全体」を食べているわけではありません。それに対して、特に果実では、果実全体を食べます。実だけではなく、皮も種も。(普通は種をのぞきますが。)このちょっとした違いも健康に大きくかかわってきます。色々な立場の人が現代人に新鮮なフルーツ、つまり加工していないフルーツをすすめる理由はこれですね。
こんな予備知識を持って、以下のCNNの記事を読んでみてはいかがでしょうか:
An outbreak of diarrhea from a parasite is surging. Here’s what to eat and what to avoid | CNN
https://edition.cnn.com/2026/07/15/health/cyclosporiasis-parasite-food-safe-avoid
余計な話ですが、日本人の農家で自分の野菜の安全性、価値をアピールするために、洗わないまま、畑の野菜をそのまま食べるところを見せる生産者が多くいますが、こんなリスキーなことをする理由はゼロだと銘記しておきましょう。愚か者のすることです。洗ってもリスクはゼロにはなりませんが、あらわなければ畑の野菜のリスクをそのまま自分のクチの中に放り込むことになります。畑では野生の鳥獣が闊歩していることもお忘れなく。
では、生野菜を食べることを止めれば?たしかに一理ありますが、cost/benefitの比較をすると、すべて加熱した食品では、人間の健康を維持することははるかに困難になると言われています。生の食材には、加熱調理(cook)された食材にはない価値があります。多くは、無数の種類の酵素と呼ばれている、タンパク質の一種を摂取することで、人体もその恩恵を受けます。その時に、cost/benefitの分析では、リスクをゼロにできないが、生で食べる食品をゼロにすることもまた別のリスクを生む、というもの。加えて、食品全体を食べることの意義も考えてみましょう。小麦だと普通は胚芽の部分は除いた小麦粉でパン、パスタなどに加工されます。つまり、普通のパスタを食べても小麦「全体」を食べているわけではありません。それに対して、特に果実では、果実全体を食べます。実だけではなく、皮も種も。(普通は種をのぞきますが。)このちょっとした違いも健康に大きくかかわってきます。色々な立場の人が現代人に新鮮なフルーツ、つまり加工していないフルーツをすすめる理由はこれですね。
こんな予備知識を持って、以下のCNNの記事を読んでみてはいかがでしょうか:
An outbreak of diarrhea from a parasite is surging. Here’s what to eat and what to avoid | CNN
https://edition.cnn.com/2026/07/15/health/cyclosporiasis-parasite-food-safe-avoid
余計な話ですが、日本人の農家で自分の野菜の安全性、価値をアピールするために、洗わないまま、畑の野菜をそのまま食べるところを見せる生産者が多くいますが、こんなリスキーなことをする理由はゼロだと銘記しておきましょう。愚か者のすることです。洗ってもリスクはゼロにはなりませんが、あらわなければ畑の野菜のリスクをそのまま自分のクチの中に放り込むことになります。畑では野生の鳥獣が闊歩していることもお忘れなく。