LAの暴動は困ったものです。一言で言えば、「アメリカ人」と「メキシコ人」を区別することは不可能です。我々日本人には少し分かりにくいことを分かりやすく言えば、なんらかのメキシコ系の人々が中心になって起こしている暴力だろうと私は思います。LAという町にはものすごい数のメキシコ系の人々がいるからです。一部はちゃんとした移民、一部は違法滞在者、一部はれっきとしたアメリカ市民(アメリカで出生した人々)・・・ですが、外見では何も区別できません。記事には写真がついています。白人ではない人々がたくさんいますが、彼らを外見で区別することはできないのです。近隣のSan Diego、Long Beachのような都市と違って、LAには本当にものすごい数のメキシコ系の人々がいます。(一説では約半数だと言われています。)大都市の宿命のようなものです。そこで今回の暴動が起きています。1990年代にもありましたし、George Floydの時にも、そしてまた今回。

law enforcementは「一般市民」に対して過剰な武器を行使しているようです。そこにはICEというアメリカでもアメリカ一般市民からも嫌われている行政が関係して、そこに更にドン・トランプの命令を受けたNational Guard troopsの過剰な対応が無用に事態を激化させています。

今回みつけた以下のCNNの記事は、CNNらしいチャキチャキの、言わば「報道英語」が使われていますので、ピックアップしてみました。日本人にお馴染みのお品の良い英語とは少し違うタイプの英語です。このような英語に出会う度に私はワクワクします。ぜひ読んで見てください。大方の人は少し違和感のある語句がいくつかあるでしょうが、まず我慢して最後まで読み通してください。読んだ後でオンライン辞書でチェックしてみてください。きっとあなたの想像が結構当たっているはず。(そんな目でこの記事を選びました。)それを重ねることでこのようなタイプの「報道英語」に自信が付きますよ。

 Who are the people protesting in Los Angeles?  |  CNN