最近、私は『地獄の戦艦』(原題:A glimpse of hell)という映画をDVDで見ました。これはUSS Iowa搭載の大砲での1989年の死亡事故とその後の顛末をTV用に映画化したものです。冒頭の事故部分までは軍事用語が多く、私はあまり良く理解できませんでした。ですが、その場面の後の部分では、中々面白い会話が多く、大変楽しめました。真の原因が自殺志望の兵員の悪意のある行動にあるという見通しに立つ捜査機関と、より合理的な原因究明をしようという人々との対立の中で探られて行きます。本当のところは、ここで推奨する価値のある映画として取り上げたいのですが、冒頭の部分の軍事用語が学習者にとってどのような意味を持つのかの評価をして、その部分は適切ではないが、他の部分は有効な教材、という結論なのですが、取り上げることはいたしません。見方によっては、軍隊映画というよりは、一種の法廷映画とも見るべきものです。全編をYouTubeで無料で見ることができます。
さて、日本で報道されるアメリカのニュースには、概して面白いことはありませんね。まあ、どのようなことをもって「面白いこと」と言うかが鍵でしょうけどね。でも今日のこの話は面白いです。
アメリカ陸軍の将校になるには色々なpathがありますが、おそらく最も有名なものはWest Pointというacademyを卒業し、軍人になることで、将校の一歩手前の地位につきます。エリートたちですね。毎年、大統領、つまり、全軍の最高指揮官が卒業式でスピーチを述べます。
①今年のトランプの行動を伝えるサマリーを以下に(読む必要はありません):
May 24, 2025: Donald Trump presidency news | CNN
Trump calls West Point graduates "winners" and hails US military as most powerful in the world というタイトルの記事がトップに登場します。普通の記事です。
②これが、翌日からメディアでいじられまくります。
(i)まず、演説の途中でWilliam Levittという不動産王の話が登場したというのです。この人は、それまで都市に住む庶民に対して、郊外に住むという新しいライフスタイルを提供したことで有名です。West Pointでの演説にLevitt?たしかに異常。
(ii)その中でtrophy wifeという言葉を使ったのだそうです。調べると、当時、一部の人はLevittの2回目の妻をそのように見なしたようですが、その時には彼は既に不動産で有名でしたので、あまり適切な表現ではなさそうです。日頃のトランプの言葉のレベルは小学生並みだと言われていますのでそのようなwrong useは特に不名誉な話でもないでしょう。
(iii)最大のいじりは、恒例の大統領と卒業生との握手。前二代の大統領は全員と握手をしたのだそうですが、トランプはせずに、早々とヘリに乗ってゴルフ場へ。その理由が、commander-in-chiefとして、トランプは公然と嘘を何度も何度もついてきたし、複数の女性をレイプし、刑事裁判で有罪になっていることにあるそう・・・ (なお、ウェストポイント卒業生は、嘘をつくこと、それを幇助することは許されないので、そんな大統領と握手とすることは行動規範に反するのだそう。)CNNが放送した言葉はわかりませんが、以下の記事がそのことを伝えています:
CNN commentator blasts 'disgraceful' Donald Trump after 'embarrassing' move | Express
ちなみに、fact checkを改めてChatGTPにしてもらうと、上記(iii)については、確認できず、とのことです。真偽の程は不明ということですので、そのように扱いましょう。十分面白いですけど・・・
さて、日本で報道されるアメリカのニュースには、概して面白いことはありませんね。まあ、どのようなことをもって「面白いこと」と言うかが鍵でしょうけどね。でも今日のこの話は面白いです。
アメリカ陸軍の将校になるには色々なpathがありますが、おそらく最も有名なものはWest Pointというacademyを卒業し、軍人になることで、将校の一歩手前の地位につきます。エリートたちですね。毎年、大統領、つまり、全軍の最高指揮官が卒業式でスピーチを述べます。
①今年のトランプの行動を伝えるサマリーを以下に(読む必要はありません):
May 24, 2025: Donald Trump presidency news | CNN
Trump calls West Point graduates "winners" and hails US military as most powerful in the world というタイトルの記事がトップに登場します。普通の記事です。
②これが、翌日からメディアでいじられまくります。
(i)まず、演説の途中でWilliam Levittという不動産王の話が登場したというのです。この人は、それまで都市に住む庶民に対して、郊外に住むという新しいライフスタイルを提供したことで有名です。West Pointでの演説にLevitt?たしかに異常。
(ii)その中でtrophy wifeという言葉を使ったのだそうです。調べると、当時、一部の人はLevittの2回目の妻をそのように見なしたようですが、その時には彼は既に不動産で有名でしたので、あまり適切な表現ではなさそうです。日頃のトランプの言葉のレベルは小学生並みだと言われていますのでそのようなwrong useは特に不名誉な話でもないでしょう。
(iii)最大のいじりは、恒例の大統領と卒業生との握手。前二代の大統領は全員と握手をしたのだそうですが、トランプはせずに、早々とヘリに乗ってゴルフ場へ。その理由が、commander-in-chiefとして、トランプは公然と嘘を何度も何度もついてきたし、複数の女性をレイプし、刑事裁判で有罪になっていることにあるそう・・・ (なお、ウェストポイント卒業生は、嘘をつくこと、それを幇助することは許されないので、そんな大統領と握手とすることは行動規範に反するのだそう。)CNNが放送した言葉はわかりませんが、以下の記事がそのことを伝えています:
CNN commentator blasts 'disgraceful' Donald Trump after 'embarrassing' move | Express
ちなみに、fact checkを改めてChatGTPにしてもらうと、上記(iii)については、確認できず、とのことです。真偽の程は不明ということですので、そのように扱いましょう。十分面白いですけど・・・
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