Melania Trumpはいわゆるファーストレィディーです。最近故郷で銅像が紛失したというニュースを聞いて、そう言えば彼女は移民であったことを思い出して、このブログで彼女の英語をバッサリ切ることにしました。

まずその像ですが、旧ユーゴスラビアにあったそうですが、まるで似ていませんよね。もう少しマシなものを作れなかったのでしょうか・・・

彼女のvideo clipはそう多くはありません。以下のものは、比較的短くて、閲覧数も多いので、見ることにしましょう。


東ヨーロッパ系を想像させる訛りはありませんね。(私にはそう響きますが、もっと耳の良い方が聞くと別の感想を持つかもしれません。)驚いたものです。聞いて5分位でわかりますが、彼女にはさほど高度な教育はなさそう。それでも、夫になった、大金持ちのハートを射貫く何かを持っていたわけですので、非凡なものを持っているのでしょう。とりわけ、美貌とスタイルに恵まれています。今は中年太りにならないようなライフスタイルを実践しているのでしょう。だいたいスラブ系の中年女性は「大地の母」の体型になりがちなものです。

彼女の発言の中でうかがえるのは、夫と息子をサポートするという姿勢と、夫とは違う自分なりの価値の尺度を持っていて、あらゆる点で夫に従属的であるようには見えないように気を配っていることです。普通、アメリカ人の夫婦の女性の多くは、もっとズケズケと自分のことを口に出す(自分を売り込む)人が多いものですが、彼女は控えめながらも、一本筋が通っている印象です。大したものです。これは「アメリカ人の夫婦」というよりは、今時は「アメリカと西ヨーロッパ文化圏の夫婦」ということですよね。つまり、我々は「自分が」「自分が」というMe-ismに少しうんざりしているところがあるが、彼女にそれがない(薄い)ということに気づいてその価値を再発見した、と言って良いような気がします。まぁ、あくまで自分の心理の揺れを言語化しただけですけどね。もう少し言うと、日本の皇室は実に正しい居場所にいて正しい役をこなしている、と言って良さそうです。今までは私はそうは感じませんでしたが、メラニア・トランプからそんな気づきをもらって初めて気づきました。

ファーストレィディーは夫、家族を支える以外に、慈善活動に熱心に貢献します。メラニアは最近成立した Take It Down Actと呼ばれる、「画像取り消し請求権」とでも訳すべき法律の制定に尽力したことで知られています。これ以外にも色々な活動をしています。頑張っています。

たしか、彼女は最近本を書きました。この英語力で一般向けに本を書くのは相当に難しいことだろうと思います。(ゴースト・ライターがいる、あるいは原稿を徹底的に書き換える編集者がいることが合意されている、と考える方が自然でしょうね。)去年から今年にかけて2冊出版しているようです。売れ行きも好調のようですが、深みがないとの批評もあるそうです・・・それは彼女の言葉遣いから容易に想像できます。

なお、このブログで〇〇氏の英語、というタイトルのものは、その人の多面的な能力を評価する、というよりは、英語だけにスポットライトを当てるものです。この点をお忘れなきにようにお願いします。