字幕なしの英語聴き取り応援団

英語の映画などの発話部分だけを編集、抽出して、繰り返し聞くという学習方法をおすすめするブログです。留学などの費用、時間をかけずに、実用的な英語力を涵養することができます。3か月以内に結果を出しましょう。既に210本以上の映画を紹介済み。

2026年05月

日本にいる我々には農産物の動向はあまり伝わってきませんが、アメリカ、出張でMidwestにいると農産物生産大国であることが嫌でも実感させられます。特に、NYC、LAのような大都会を離れると、途端に、S&P500よりも、シカゴのコーンなどの先物価格の方が新聞、ラジオなどで取り沙汰されます。(今ウォールストリートは歴史的な活況にありますので、現今は対比の強さが少し緩いかも知れませんが・・・)

NPRという公共放送のサイトに、上記標題の、肉牛の肥育動向に関する記事が出ました。「お約束」通り、いくつかの、農業分野でのみ使われるjargonが登場します。ですが、全体としては、都会のアメリカ人にもわかるように書かれています。我々のようなその方面の素人には少し厄介です。

例えば、「豚」はpigではなく、我々の意味するところに近いものはhogですね。swineという言葉もあります。これと同じように「牛」も体の大きさなどでいくつかの名称を使い分けます。vaccinationの積もりで気楽に読んでみてはいかがでしょう。慣れない方のために私なりの解説をその下に付けておきます:

May 29, 20265:00 AM ET By Joe Hernandez

以下の*のところで、このpostから引用した文を掲げて、そのキモを解説します:
*U.S. beef production has remained strong, though, because even though the herd size has shrunk in recent decades, cattle themselves have grown.
herd size: 飼育頭数
cattle: 肉牛の体格

financial promise 「約束」ではない outlook

*The Halls have a herd of about 125 "momma cows," and they also "background" hundreds of steers per year, buying them after they're weaned and selling them before the finishing stage (when they reach their final weight before slaughter) — what Amanda calls the "middle school" for livestock.
background: 容易に想像できるようにこれは一般的な動詞ではなく、industrial jargonです。単に「肥育」する、ということではなく、ここに描写されているように、「子供」を買って、育てて、「少年」として売る、ことの目的で「育てる」を意味する言葉。普通のアメリカ人でも意味は知らないので、前後関係から類推するしかない。
heifer: 未経産牛
hang up hats: 日本語で言えば「下駄を脱ぐ」「"卒業"する」

ポイントは、肉牛を少し長く肥育して、昔より大型にして屠畜場に出すので、「頭数」で見ると減っている、ということのようです。マクドナルドが使うようなビーフはブラジル、アルゼンチンなどから輸入したgrass-fedの安い牛肉です。代わりにステーキ、バーベキュー用には、USDA(農務省)の認定グレードのアメリカ産牛肉が好まれます。こちらは、corn-fedと呼ばれて、肉は柔らかです。ただ、corn-fedの肉だとageingができないので、一流のステーキレストランは、grass-fedの中の高級品を揃えています。

大谷翔平氏がベントレー Bentley に乗って球場入りしているとの記事がありました。ベントレーとロールスロイス(RR)は高級車市場に君臨するUKのブランドです。かつて、ベントレーはRR社の傘下にありましたが、現在はVWグループに属しています。ベントレーとRRとの違いはあるのでしょうか。あるようです。ベントレーは自分で運転するカテゴリーの高級車(owner-driven car)で、RRの方はお抱え運転手がボスのために運転する車(chauffeur-driven car)です。アメリカだと、さらに、limo (limousine)という、前後に車体を延長したカテゴリーが存在します。羽田空港と各地を結ぶ「リムジンバス」なる乗物はlimoとは何の関係もありません。実に珍妙な言葉です。

さて、彼が自分であるいは妻が運転するであろうBentley、あるいはその他の大型車に乗っている人にありがちな心理的傾向があります。肩で風を切るような、と言えばおわかりいただけるはず。例えば、やせて小さな人がこのような大型車に乗ると人が変わったようにaggressiveな運転をすること。逆はあまり論じられることはないような気がします。これには名前があり Proteus Effect と呼ばれます。Proteusはギリシャ神話に出てくる神々のひとりで、Neptuneの子供です。Proteusは変幻自在に容姿を変えて、別の生き物に変わるチカラを持っている、とされています。HomerのOdysseyに登場し、Odysseyの子供に捕獲されて、軍団を故郷に返すための風を吹かせるよう協力をさせられますが、つかまった時に、次々に姿態を変えて、逃げようとした、と書かれています。この、ある動物から別の動物に姿を瞬時に変えるところから、名付けられた Proteus Effect。発音がちょっとだけ特殊ですのでM-Wでチェックしておきましょう:
Proteus | M-W

つまり、小柄な人が、ひとたび、大型車に乗ると、人が変わったような運転をする、ことを、素人の間では多く指します。心理学用語から来ましたので、学術用にはちゃんとした定義があるはずですが、一般人には縁がなさそうです。上ではベントレーのことを書きましたが、現代の庶民だと、特にアメリカだと、SUV、ピックアップ・トラック(PU)に乗ると・・・ということを狭義には指すと私は理解しております。なぜか、SUV、PUでは、大きいことは良いことだ、とするアメリカ人が多いような気がします。日本ではみかけないような、口があんぐりと開くようなサイズがあります。当然greenな人々からはこき下ろされます。

ベントレーのようなクルマを持っていると、目立ちすぎるので、セキュリティ上問題にならないか、この老人は心配でなりません。ものすごく尾行がしやすいですよね。駐車場でもすぐに「これ、大谷の車じゃん」ってわかります。あまり良いことはありませんね。彼くらいの所得があるならば、身元のしっかりとした運転手を雇えば良いと私はアドバイス申し上げたいですね。

ドン・トランプにまたもや株のインサイダー取引疑惑が出てきました。アメリカの大統領は実は色々な特権によりかなり保護されております。それにも拘わらず、トランプはまたもや取り沙汰されております。彼の倫理感の異常な低さから言って誰もそれに疑いを挟んだり、驚愕する人はいないだろうと思います。「またやってるのかよ、アイツ」というのが党派を問わず平均的なリアクションでしょうね。私は彼のB/Sを知らず。つまり正味の資産残高を知りませんが、それでも相当な額の純資産、キャッシュを持っているはず。なぜそんなことを?彼が自分の会社を6回倒産させているのは有名な話です。(21世紀に入ってからでも1,2回ありましたが、それを含んでの数字です。)しかしながら、personal bankruptcyを宣言されたことはありません。 もしかすると、この辺りに彼のセコさの理由があるのでしょうか。彼のような人間は普通は司直の電話、インターネット盗聴の対象になるはずですが、大統領を盗聴して良いという許可が司法当局から下りる可能性はゼロでしょう。

ちなみに、標題の質問をChatGTPに向けると返ってきたのは以下の回答です:

No. Legally speaking, neither a sitting nor a retired U.S. president is supposed to be “free” from insider-trading laws.

The key law is the STOCK Act (Stop Trading on Congressional Knowledge Act of 2012), signed by Barack Obama. It explicitly states that federal officials — including the president and vice president — are subject to insider-trading prohibitions.

In principle, this means a president cannot legally:

trade stocks using material nonpublic government information,
tip off friends, donors, or family members,
or secretly coordinate trades based on upcoming policy decisions.

Examples of sensitive information could include:

tariffs,
military action,
sanctions,
Federal Reserve coordination,
emergency economic measures,
regulatory actions,
all of which can move markets dramatically.

However, there is a major practical complication today: presidential immunity.

In the 2024 Supreme Court case Trump v. United States, the Court ruled that former presidents have broad criminal immunity for “official acts” performed while president.

That creates a difficult gray area:

If a president used confidential information for personal trading, prosecutors would argue this was private conduct, not an official act.
Defense lawyers could argue the conduct arose directly from presidential decision-making and therefore falls under immunity.

The courts have not fully resolved where that boundary lies.

So the realistic answer is:

Legally on paper: presidents are subject to insider-trading law.
Practically and constitutionally: prosecuting a president, especially for actions tied to official duties, may be extraordinarily difficult after the immunity ruling.
Retired presidents: they do not enjoy unlimited lifetime immunity; but immunity may still attach to acts judged “official” during their presidency.

This is one reason there has recently been bipartisan discussion in Washington about stricter bans on stock trading by senior federal officials, including proposals extending to presidents and vice presidents.

Unquote.
読んでも何の感慨も起こりません。要するにおとがめなし、ということでしょう。増してや、トランプのような年齢では訴追中に死亡する可能性は十分ありそうです。日本で言えば、財務省による森友学園への土地売却問題は、普通に考えれば、故安倍晋三氏のダチのいた森友へのギフトです。財務省はこの種のギミックを何十件とやってきました。大手新聞社の本社がなぜ大手町の一等地にあるのか。財務省が裏で誘導しているから。それで恩を売って、新聞社を操りたいという財務省の、当時の名称は大蔵省ですが、下心です。あるいは、国政選挙の時には、選挙資金捻出のため仕手筋がいて、自民党の政治家がごっそり乗っかっていました。全部インサイダー取引。トランプひとりが悪者ではなくて、日本にも似た野郎がごっそりといる、ということでしょう。

今日は老人の由無し事(よしなしごと)を。

読者の中には私が自動車産業で働いたことがあるのかもとお感じになる方がいるかも知れませんが、それはまったく事実ではありません。昭和の貧乏な家庭に生まれた私にとって一角の栄達は、自分のクルマを所有することでした。当然クルマへの関心は非常に強かったです。私だけではなく、少年たちには大体その傾向がありました。小学生の時から私の身長では当時の規格の軽自動車に乗り込むこと自体かなりの冒険でした。ストレートにいって、身長が高すぎて乗れませんでした。運転席も、操舵輪とブレーキペダルの距離よりも下肢の方が長かったのでかなり無理をしないとブレーキを踏むことすらできませんでした。そんな私の憧れはホンダのCIVICでした。買いやすい価格、コンパクトな車体、優秀な燃費・・・ですが、新車を買うという新社会人は多数派ではありませんでした。

当時はシートベルトはなかったはず。あったのかも知れませんが庶民と縁のあるクルマには装着されていませんでした。テレスコピックのハンドルもあったのかも知れませんが、普及価格帯には縁はなし。カーエアコン(あるいはカークーラー)はありましたが、夢のまた夢。たまにそんなクルマに夏に乗ると車内は冷房の効きすぎで寒かったです。丁度良く調節するのはほぼ無理でした。メーカーオプションのクーラー付きのクルマだと冷房は弱すぎで、後付けのクーラーだと、冷房が効きすぎでした。効き過ぎだと温度差のため吹き出し口からの冷気が当たるところのガラスには曇りができましたので、外から効き過ぎがわかりました。

昭和の「常識」について。日本で「自家用車」を持つのは金持ちだけでした。この状態が昭和30/40年頃まで続きました。このため、たとえば、エンコ(エンジン故障)して道端でフード(ボンネット)を開けていると、たいてい、誰かが停まって声をかけるのが普通でした。詳しい人が詳しくない人にアドバイスをする、ということのために。日本でも、昔はクルマは電装品関係の故障が多かったです。おそらく最も頻繁なものは、セル・モーター、あるいはバッテリーの故障。キーを回しても「カチッ」というリレーの音がするだけで、セル・モーターが動かず。そんな時は、トランクからクランクを出して、バンパーの所定の場所(穴)にそれを突っ込み、手動で回す、という解決方法しかなかったと思います。普通はひとりではエンジン始動はできず。そのためふたりで回す必要があったために頻繁に声をかけあったのだろうと思います。つまり、金持ち階級にはそれなりに、他人のトラブルで助けになろうとしていたのですね。これができない時には、「おしがけ」でした。クルマのエンジンスイッチをONにして、ギアを1速に入れて、運転席にひとり座り、うしろから何人かで全身の力を込めて推すのです。大抵エンジンは回転し始めました。

私の経験の限りで、欧米でそんな声をかける人は極めて稀です。おそらくほぼゼロといってよいでしょう。その理由のひとつは、クルマのトラブルと見せかけた強盗があるから。カモが寄ってきて助けようとしたら、金を出せ、あるいはクルマのキーを渡せというもの。素敵なワンピースの女性がクルマのフードを開けて、「困ったわね」という表情をしていれば鼻の下の長い奴が・・・?大抵は、近くに屈強な男が隠れて、というのが通り相場。ですのでパトカーはそんなクルマがいるとチェックに来ます。中には本当にトラブルの場合もありますので、警察が助けてくれるというわけです。

これの別の例は、日本の道路の合流で、ファスナーのように交互に合流して行くマナー。海外ではこんなものはまず見ませんね。男性が女性ドライバーに道を譲る場合はありますが、調子に乗って直後のクルマが続いて入ってくる可能性が高いです。つまり、ドライバーが相互にリスペクトをしあうような関係は望むことすらできない、と私は考えます。ではどうなるか。ロールスロイスだと後に乗っているひとは普通ではありませんので、トラブルになると面倒、多くは譲られます。大型のメルセデスでもほぼ同様。大型のピックアップトラックだとライフルを持っている場合があるので、トラブルを避けたい、つまり譲られます。逆がボロの安物クルマ。バカにされまくります。誰もが邪魔をして、入れないようにします。ボロを逆手にとって、「こっちはこすっても大丈夫だもんね」という手で数センチまで寄せてくる奴もいますけど。

昔は、前照灯はすべて手動でしたので、譲るときには、前照灯を消す、というメッセージの送り方がありました。意味は「俺はあんたに譲るよ。先行って」というもの。これは狭い道ですれ違う時に、いずれかが止まり、別のクルマが前進してすれ違うという時にも使われます。この延長が、駐車場などで駐車している時に、ライトは全部消すものでした。これは「自分は動かないよ」というメッセージ。逆にライトを付ければ、それは「俺はこれから前進するけどよろしく」というもの。これは現代の、たとえばスーパーの駐車場などでは、まったく通用しませんね。平気で前照灯を点けっぱなしにしているクルマばかりですが、どれも動く意思はなさそうな時でも。これにも理由があります。昔はバッテリーは弱かったので、なるべく負荷を減らしたかったからこのようなマナーが日本でだけ普及していたと私は理解しております。今はLEDになり、前照灯は電球式と比べて10分の1位の電力消費量なのだそう。これだと誰も気にする必要はありませんね。私から見ると、この前照灯サインはなかなかエレガントですが、今どきは誰もそんなことは考えないのでしょうね。

つまり、日本は貧乏だったから、クルマのマナーが良いのかも知れませんね。

「外人」たちの顔を識別しにくい・・・あなたにはそんな経験がありませんか?例えば、黒人の顔はどれもよく似て見える、そのため識別しにくい。犯罪もの映画で、目撃者あるいは被害者に対して容疑者の顔写真が次々に10枚位スクリーンに投影されて「この中に犯人はいますか?」と警察が訊くような時。目撃者は特定しにくいため見当違いの人を容疑者にしてしまう。多人種国家アメリカではこの種の事柄を映画、ドラマの筋立てに組み込むのがよくあるような気がします。

この現象----つまり、見慣れたグループの中の顔の認識は容易な場合が多いが、異人種など見慣れないグループの顔の認識はそうとは限らない----には名前が付けられており、cross-race effect と呼ばれます。(ですが、これ以外の呼称も多い、とだけ知っておきましょう。似たような言葉の組合わせになりますので気づくのは容易です。)

たとえば、あなたが北欧の大学に留学するが、クラスメートは白人ばかりで顔を覚えられないことにイライラしたとします。それは cross-race effect ですね。逆の例もありえそうです。例えば、あなたが働く会社では、あなたに新しい上司が任命されますが、その人はアイルランドからの人で日本人の顔を容易に識別できない、等など。昔私が読んだ本のタイトル、著者などは忘れましたが、こんな例がありました。ある患者は子供の白人女性で、黒人居住区に住んでいたが、のちに白人居住区に引っ越したところ、この子は周りの白人たちの顔の識別ができなくて困ったというもの。月日が経ってから、この患者は白人を識別できるようになりました。たしか、20世紀初期のアメリカでの話だったと思います。おそらくそれがこの研究が始まったきっかけだったのでしょう。

ところで、ヨーロッパで仕事をしていると、結構困るのが、この人はどこの国の人か、で結構気を遣うことがあります。逆に言えば、相手がなに人かわかれば、こちらはそれに応じた、効率的なコミュニケーションが可能になるはず。自分の周囲の人々はそれをアッサリと見抜いているようなのですが、自分だけそのコツがつかめない・・・ おそらく普通の日本人はすべてこのタイプでしょう。ですが、何か月かいると、そのコツのようなものが体得できます。ですが、おそらくそのコツのようなものは、言語化不可能だろうと私は思います。

言葉、訛り、身振り、皮膚の色、風貌、体型、着衣、持ち物、メガネなどの小物、男女問わずアクセサリーなどを見ると、相当の確率でなに人かを判定できるようになります。あるいは、その上の域に達すると、人種的にはギリシャ人だが、イングランドで育ったのでBEを話す、というようなやや複雑な例でも余裕で判定できるようになります。ですが、最大の要素は、やはり「雰囲気」でしょう。人はその種のオーラを出しているような気がします。中国人は「アタシは中国人だよ」というもの。ということは、日本人も日本人オーラを出しているのかも知れません。言語化は不可能だろうと思います。私の意見では、平均的日本人はこの種の推測がものすごく苦手ですね。単に白人、黒人という程度の切り分けしかできない人が圧倒的に多いような気がします。その必要がないから、が最大の理由でしょうか。どの人も自分に危害を加えてくることはない、という前提で人を見ているとそうなるだけの話かも知れません。ということは、上記の要素の中に、その社会が安全かどうか、どの程度安全か、という要素を入れても良いでしょうね。社会的安定性と言い換えることができかも知れません。

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