COVID-19のことを我々は徐々に忘れつつありますが、私は2021/01/06のアメリカ議事堂襲撃(Capitol attack)を私は忘れることはないでしょう。最近Don Trumpがその事件で服役中の人々に恩赦を出したことが報道されました。刑法の本質は、社会が犯罪者を懲罰することにより、刑法犯罪からできるだけ、未然に社会を守ろうとするところにあります。これを放置すると、被害者本人による個人的報復を招きかねず、犯罪が犯罪を呼ぶという負の連鎖に社会が陥る可能性が大きくなります。それよりも、社会の敵となる行為を明文化し遵守するよう構成員に求める方が合理的と思われます。陪審員制度により有罪とされた数千の人々が、下された量刑よりも大幅に短い服役で社会に復帰するというのはこの本質に反するものです。極めて愚かなことです。(なお、その襲撃で、最も際だった外見をしていたJacob Chansleyという人物の場合、彼は例のヴァイキング式のヘルメットにフェイスペインティングをした人ですが、彼は自分の愚かさを反省して、すでに刑期を完了していましたので、トランプの恩赦とは関係ありませんね。 )これに関して、我々がもう忘れかけているかも知れないことを今一度だけ思い出して見て全体像を銘記しておくことは十分意義のあることだと私は信じます。
先ず、その服役囚の一群が所属したであろうecono-social classは何か----最も合理的と思われる、彼らのprofileは、低教育終了(高卒あるいは中退)、非熟練労働者である、と仮定すると、自動的に低所得層ということになります。COVID-19により、経済的あるいは精神的ダメージを受けたという人々は全階層で見られたと想像できますが、特に低所得層とupper-middleを比較すると、低所得層のダメージは遙かに高かったということが以下のpostで示されております。(アメリカのCensus Bureauによる調査結果が以下にありますが、その末尾に登場する用語に関して、一言申し上げると、pulse survey とは census のように、数年毎にやる大がかりな調査以外の、随時行われる小規模調査のことです。辞書にはまだ載っていませんね。)
Low-Income and Younger Adults Hardest Hit by Loss of Income During COVID-19
Census Bureau’s New Household Pulse Survey Shows Who Is Hardest Hit During COVID-19 Pandemic
この調査は2020年6月でした。つまりpandemicの真っ最中だったのです。しかも、この調査結果およびこれ以外の調査から、アメリカ連邦政府は色々な援助プログラムを用意しますが、そのうちの目玉の企画は、上記の議事堂襲撃事件の2週間後の、まだこの歴史的な騒動から立ち直っていない時に議論がスタートしています。その中心は American Rescue Plan Act of 2021 (ARPA) です。
そもそも論ですが、トランプ政権の時の、アメリカでの、非科学的で意味不明な、マスク不要論、ワクチン害悪論があり、pandemicの発生源であったユーラシアから遠いにもかかわらず、アメリカ国内での死者数が不必要に増えました。アメリカの死者数は突出していて百万人以上が死んでいます。赤丸の、人口百万人当たりの死者数が注目すべき指標です。絶対数でもアメリカは突出していますね。

下記のサイトの情報量が多いために、ターゲットのデータを示すために上記を示してあります。より大きな表は以下にあります:
https://www.worldometers.info/coronavirus/
要するに、11月の大統領選挙において、隠れトランプ支持層(hidden Trump supporters)の多くは、この最も強いダメージを受けた人々のはずなのに、トランプを支持したということが推定できます。このような因果関係を理解する能力がないようですが、それはともかく、もしかするとそれは民主党による、国民へのアピールの程度が足りなかったせいなのかも知れませんね。
先ず、その服役囚の一群が所属したであろうecono-social classは何か----最も合理的と思われる、彼らのprofileは、低教育終了(高卒あるいは中退)、非熟練労働者である、と仮定すると、自動的に低所得層ということになります。COVID-19により、経済的あるいは精神的ダメージを受けたという人々は全階層で見られたと想像できますが、特に低所得層とupper-middleを比較すると、低所得層のダメージは遙かに高かったということが以下のpostで示されております。(アメリカのCensus Bureauによる調査結果が以下にありますが、その末尾に登場する用語に関して、一言申し上げると、pulse survey とは census のように、数年毎にやる大がかりな調査以外の、随時行われる小規模調査のことです。辞書にはまだ載っていませんね。)
Low-Income and Younger Adults Hardest Hit by Loss of Income During COVID-19
Census Bureau’s New Household Pulse Survey Shows Who Is Hardest Hit During COVID-19 Pandemic
この調査は2020年6月でした。つまりpandemicの真っ最中だったのです。しかも、この調査結果およびこれ以外の調査から、アメリカ連邦政府は色々な援助プログラムを用意しますが、そのうちの目玉の企画は、上記の議事堂襲撃事件の2週間後の、まだこの歴史的な騒動から立ち直っていない時に議論がスタートしています。その中心は American Rescue Plan Act of 2021 (ARPA) です。
そもそも論ですが、トランプ政権の時の、アメリカでの、非科学的で意味不明な、マスク不要論、ワクチン害悪論があり、pandemicの発生源であったユーラシアから遠いにもかかわらず、アメリカ国内での死者数が不必要に増えました。アメリカの死者数は突出していて百万人以上が死んでいます。赤丸の、人口百万人当たりの死者数が注目すべき指標です。絶対数でもアメリカは突出していますね。

下記のサイトの情報量が多いために、ターゲットのデータを示すために上記を示してあります。より大きな表は以下にあります:
https://www.worldometers.info/coronavirus/
要するに、11月の大統領選挙において、隠れトランプ支持層(hidden Trump supporters)の多くは、この最も強いダメージを受けた人々のはずなのに、トランプを支持したということが推定できます。このような因果関係を理解する能力がないようですが、それはともかく、もしかするとそれは民主党による、国民へのアピールの程度が足りなかったせいなのかも知れませんね。