アングロサクソンは単位に関しては極めて保守的です。今でもインチ、ヤード、マイル、パイント、ガロン(一言で imperial unitsと言います)などを使っています。独立したはずのアメリカ人もイングランド人の真似をしています。まあ、少し困った風なのが、間にいるカナダ人ですね。Quebecという州を抱えているために、単位はフランス式にする必要があります。このためカナダ人はbiunitaryです。メートル法も使えるし、imperial unitsも使えます。(biunitaryは私の造った言葉です。そんな言葉が存在するかどうか知りません…)この単語に関して、久々にM-WのWord Of The Dayを聴きましょう。下記のサイトにenbedされています:
https://www.merriam-webster.com/dictionary/cubit
自分のcubitの長さを測ったところ、どうもこの説明より長いようです。私は日本人にしては相当身長が高い方なのでそうなのかも知れません。私は現代の欧米の至るところでラテンの残り香があることを頻繁に言っていますが、ここには何と、古代エジプトの名残があるのですね。
一方で、Britannicaの解説も短いので読んでみてください:
https://www.britannica.com/science/cubit
身体の一部で長さを、ということであれば東アジアも似たことをやっていますが、ここでは立ち入らないことに。というか、おそらくメートル法以前、世界中がそうだったはず。腕に、日本語でいう尺骨という、前腕の骨(小指側の骨)があるのは、杉田玄白が和語を考えだすときに、ulnaという言葉から考え付いたそうです:
https://www.etymonline.com/search?q=cubit
https://www.etymonline.com/search?q=ulna
ラテン語では、どうも別々の単語が同じものを指した、ということなのでしょうか。それともetymonlineの誤りなのでしょうか。少しだけ気になります…
https://www.merriam-webster.com/dictionary/cubit
自分のcubitの長さを測ったところ、どうもこの説明より長いようです。私は日本人にしては相当身長が高い方なのでそうなのかも知れません。私は現代の欧米の至るところでラテンの残り香があることを頻繁に言っていますが、ここには何と、古代エジプトの名残があるのですね。
一方で、Britannicaの解説も短いので読んでみてください:
https://www.britannica.com/science/cubit
身体の一部で長さを、ということであれば東アジアも似たことをやっていますが、ここでは立ち入らないことに。というか、おそらくメートル法以前、世界中がそうだったはず。腕に、日本語でいう尺骨という、前腕の骨(小指側の骨)があるのは、杉田玄白が和語を考えだすときに、ulnaという言葉から考え付いたそうです:
https://www.etymonline.com/search?q=cubit
https://www.etymonline.com/search?q=ulna
ulna (n.)
inner bone of the forearm, 1540s, medical Latin, from Latin ulna "the elbow," also a measure of length, from PIE *el-ina-, extended form of root *el- "elbow, forearm." Related: Ulnar.
ラテン語では、どうも別々の単語が同じものを指した、ということなのでしょうか。それともetymonlineの誤りなのでしょうか。少しだけ気になります…