字幕なしの英語聴き取り応援団

英語の映画などの発話部分だけを編集、抽出して、繰り返し聞くという学習方法をおすすめするブログです。留学などの費用、時間をかけずに、実用的な英語力を涵養することができます。3か月以内に結果を出しましょう。既に210本以上の映画を紹介済み。

2023年10月

舞台劇を映画化。難しい言葉は出てきませんが、そのかわりものすごく早口の英語ばかりです。そこに言葉を超えて、役者の心の中まで読めると最高に楽しめる映画です。中上級者におすすめです。

★ ★ ★ ★ ★

映画: 『摩天楼を夢みて』(原題 Glengarry Glen Ross)

公開: 1992年

ジャンル: ドラマ

時間: 100分 

脚本: David Mamet
 
原作: Glengarry Glen Ross 1984 play by David Mamet

監督: James Foley

配役: Al Pacino, etc (有名な俳優がたくさん)

あらすじ:怪しげな不動産支社に本社から売り上げ次第で解雇だという説明が。セールスマンたちがなりふり構わずに行動し始めます。

聞き所: 最後(犯人がわかるところ)

訛り: なし

私の評価:
エンタメ度   つまらない★★★ 面白い
文化理解要求度 高い   ★★☆ 低い  
熟語、俗語量  多い   ★★★ 少ない
早口度     早い   ☆☆☆ 普通
ビジネス用例  少ない  ★★☆ 多い 
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合計           10★(満点15★)

台本総語数:14.4k 平均より4割多い

スピード:    14.4k/100/2=288 wpm このブログで最高記録?

難解語割合: 0%

予告編:(この映画のMT(movie trailer)を見ることができます)



スクリプト:

コメント:いかにもオリジナル脚本が舞台用と思わせるもの。私はそうと知らずに見始めましたがすぐに気が付きました。難しい表現、わかりにくい慣用句は出てきません。

単語の解説は不要かと。なお、劇中に頻出する leads という単語。単数形は leadで、「優良見込み客」のことを指すようです。他にセールスマンに関係する用語、前提が登場しますが、難解ということはないと思います。

このブログはあまり政治には立ち入りたくはありませんが、今日はハマースなる団体が行っていることについて、です。同時にあるメディアの視点から、似たことをイスラエルもやってるよ、という話です。

戦争には「プロパガンダ」は付き物です。19世紀までの戦争では多くの場合は、国王などの統治者あるいは政府または議会からの報告が中心だったはず。せいぜいそこに従軍記者 war correspondent が介在した場合もあったでしょう。ウィンストン・チャーチルも若かった頃には、南アフリカでのボーア戦争において、Morning Postという新聞の従軍記者でした。正岡子規は小さな新聞の従軍記者として現地(清国)に赴きましたが、戦場に行く前にすぐに終戦となりました。

どの程度の言論の自由が与えられていたかは私は知りません。おそらく主要な情報源は軍部の報道担当者でしょう。それを一気にグレードアップしたのが、アドルフ・ヒトラーの政府です。ヨーゼフ・ゲベルスという宣伝担当大臣がいましたが、ヒトラーは直々にレニ・リーフェンシュタールLeni Riefenstahl (1902-2003)という天才的映画監督を見出したと言われています。たしかに彼女は天才だったと思いますが、パトロンがヒトラーであったために戦後は大変苦労したと言われています。ゲベルスあるいはゲッベルスとも言われますが、彼の仕事も残念ながら非常にすぐれています。おそらくナチス政府の最大の功労者でしょうね。これがために、戦後、どの国も戦争報道には力を入れました。同時に、軍事情報は敵に知られて良いことは何もないので、秘匿し、報道機関に情報を提供するのは軍がコントロールします。ケネディ政権の時に、ロバート・マクナマラ Robert McNamara (1916-2009)を国防長官に任命します、彼はフォード自動車のトップになり数週間しか経っていませんでしたが。かれは当時のベトナムに視察に行きますが、アメリカでの報道と実態とがまるで違うことに愕然としてDCに戻りましたが、そのことを当時は報道機関にもらすことはできませんでした。つまり、引き受けてから、とんでもない仕事を引き受けたことを知ったのです。

さて、本日の話題は、ハマースなどがどのように宣伝、訓練をしているか、ということを示す動画、postをいくつか取り上げます。まず、最初のものは英語ではありませんが、英語の字幕があります。絵と言葉とにものすごいギャップがあるので、少し頭が混乱します。私は二度見ました:



次のものはCBNというキリスト教団体が制作したニュースで2年前のガザでの子供向けサマーキャンプで何が行われていたかを示すものです:
https://www2.cbn.com/news/news/inside-gaza-summer-camps-training-children-be-next-generation-terrorists

見るからにちょっと偏っていそうな話です。次は、報道ではありませんが、Al Jazeeraという一流メディアでのpostをご覧になってみてください。似たようなことをハマースもイスラエルも双方がやっているという話(コメント)です、報道というよりは:
https://www.aljazeera.com/opinions/2021/8/2/whos-afraid-of-hamas-summer-camps

こうしてみると、この、いわゆるパレスチナ国とイスラエル国の争いは簡単に出口を見つけることの極めて難しい問題です。私にはそう申し上げることしかできません。

なお、以下のこのブログのpostはマクナマラへのインタビューを映画化したものです。そのpostの最後に私が引用したセリフ"In war, the first casualty is truth"があります:

https://sttl.livedoor.blog/archives/27853408.html

今年のノーベル賞医学はDr. Katalin KarikoとDr. Drew Weissmanに授与されました。その背後にある考えは、人体の免疫システムが持つ異物への正常な反応ですが、これがためにワクチン開発が滞っておりましたが、それをダミーのような構造のmRNAを導入することで解決して、ワクチン開発を可能にしました。おそらくその背後には、ワクチン開発の高速化に寄与する工夫もあるのでしょう。私の素人考えでは、この考え方は多くの若い研究者を引き寄せるだけの魅力に満ちた領域だろうと思います。もしそうであれば、この分野では急速な発展がありそうですね。

あなたも私もコロナウイルスのワクチンを何回も打ちましたが、それらはすべて彼女達の基礎研究があったからこそ短期間で実用化されたものなのですね。

このブログは英語、特に聴き取りにフォーカスした話題を提供するものです。カタリーン・カリコゥ博士はハンガリーの生まれで、30歳の頃にアメリカに移住したようです。やや強めの訛りのある英語を話します。夫は名前だけが知られており、Bela Franciaという名前なのですね。ハンガリー人クラシカル音楽作曲家ベラ・バルトーク(1881-1945)と同じ名前ですね。両方とも男性です。ハンガリー人は Magyar /mǽɡjɑr/ /mǽdʒər/とも呼ばれます。HungarianだからHunsだろうということではありません。マジャール人はアジア系の人々で姓名は東アジア圏と同じ順番です。なお、私はまったくracistではありませんが、ご参考に申し上げますと、Weissmanというのは基本的にはユダヤ系の人の名前です。おそらく顔つきからもそうだと考えて間違いはなさそうです。ただ、彼は普通のAEを話します。
https://en.wikipedia.org/wiki/Katalin_Karik%C3%B3

このfootageは大学が作成したもののようです。普通の州立大学がノーベル賞受賞者を出す、というのですからこの大学は大騒ぎだったでしょうね。なお、この大学は地元ではUPennと呼ばれます。(UMassというのも同じNew Englandi地方にある大学ですが、Massachusettsの州立大学です。)Kariko&Weissmanの二人がおそらく台本に基づいて話しているものと思われますが、その台本は制作担当者が事前にふたりと打ち合わせをして作成したものでしょう。非常に親密な絆を感じさせますね。



さて、英語で特に印象に残るのはRの発音でしょうか。おそらくハンガリー語に由来するような、英語にはない、強い発音のRです。若い時から英語を勉強してきた、というわけではないのに研究者として何十年かアメリカで生活していて身に着けた英語なのでしょう。こうしてみると、日本人はもう少し彼女並みに英語に習熟できないものかなあ、と思ってしまいますね。

貧乏のどん底から始めたアメリカでの生活で研究者として学会をリードし、ノーベル賞医学を得る、すばらしい成功物語ですね。その陰には、無数の、そうではなかった人々もいるのでしょうね。

言語学者に言わせると、語源学なるものは相当怪しげなものだそうです。多くの「語源研究者」たちの意見が一致しているものがある一方で、まるで薄弱な根拠を並べて自説とし、見解を異にする他説を批判するために使うのが多い、のだそう。そんなものかも知れません。というか、そもそも言語学全体が相当怪しげだと私は思います。私がこのブログで語源についてあれこれ引用するのは、一種余興のようなものだと思ってください。私は、説明が参考になればそれで良い、楽しければ十分、覚えるときのタシになればなおよし、と思っております。

あなたはLegoという子供用ブロックをご存知でしょう。この名前の由来はご存知?普通の辞書にlogoが見出し語として掲載されていることは少なそうですがetymonlineにはあります。
Lego 
1954, proprietary name (in use since 1934, according to the company), from Danish phrase leg godt "play well." The founder, Danish businessman Ole Kirk Christiansen (1891-1958), didn't realize until later that the word meant "I study" or "I put together" in Latin.

https://www.etymonline.com/search?q=lego

こんな語を掲載し、説明を書くのは、「中の人(Doug Harper)」がラテン語の lego という言葉のことを読者に伝えたいと思ったから。つまり彼も楽しんでいるのです。

さて、イングランドの上流の人々はラテン語が好きです。もしかすると大陸の貴族よりも好きなのでは?堪能かどうかは別にして。ブリテン島にはgrammar schoolと呼ばれる学校があります。16世紀頃を発祥とする学校が多いはずですが、その名称の理由はラテン語をもっぱらに教える学校だったから。
誰も英語に文法が存在するとは思いませんでした。ラテン語を習うことは(ラテン語の)文法を習うことでした。このためLatin=grammarとイングランド人は考えたのです。それ以来grammar schoolとずっと呼ばれています。庶民にはラテン語は必要ありませんが、貴族階級と彼らに仕える一部の市民階級では英語、ラテン語、フランス語の読み書きが必須でした。その主な理由は、ラテン語、フランス語は11世紀からイングランドでは法廷言語だったのです。古い判例を遡るためには法律家にはラテン語は必須でした。なお、原則として働くことを禁止されていた貴族階級ですが、法律家(「弁護士」のことですが、弁護以外の業務がはるかに多い)、内科医、高位聖職者など、法律で許された「労働」をすることは可能でした。そんな彼らが学校で教わるラテン語の箴言のひとつは「読めども解せぬは怠慢なり」という言葉。読書するだけで、理解していなければ、それは怠慢だ(読んでいないことと同じだ)という意味。これをラテン語で言うと Legere et non intellegere neglegere est  となるのだそうです。legoを「学ぶ」と知れば、後はほとんど英語そのままですよね。(cogito ergo sumのように主語が第1人称の時にはそのように-o-の形で語形変化するのでしょう。)念のため英語への一般的な訳を併記すると To read and not to understand is to be negligent.になるようです。この太字の言葉は歌のように韻を踏んでますよね。estは英語のbe動詞の活用形です。ラテン語では動詞はSVOの語順ではなくSOVですので、be動詞は文末に来るというわけです。これらのラテン語の単語は偶然韻を踏むわけではなくて、語幹に「理解する」に相当する語幹があり、その派生語がlegere  intellegere neglegereになっているのでしょうね。

ちなみに、ASは大西洋のこっちとあっちで、インチ、ヤード、ポンド、マイルを捨てませんが、それらはローマ人によってブリテン島にもたらされたということと深く関係しているからだろうと私は思っております。つまりメートル法の便利さよりも、自分たちはローマ文明の分家のひとつの子孫なんだ、という誇りを捨てたくないのでしょう。本家のイタリア、フランスはとうに捨てたというのに。ちなみに、航空機関係では単位はアメリカ式ですね。これは機長が機内放送で挨拶するときにフィートでも高さを言うときに残っています。つまり、ローマ人の単位が現代の航空工学にまで残っているということですね。

無駄話はいらん、という方は★★★へ飛んでください。帰国子女には、優れた能力を持ち、それに英語力が磨きをかけている例を知っております。惚れ惚れします。逆の例もたくさんあります。つまり、帰国子女でペラペラなんだけどベースの、スマホで言えば、OSが低レベルなために目を覆いたくなるような人々。それを逆転するのは簡単です。相手、状況(場合)に応じて、最も適切な言葉を選べばよいのです。でもその逆の例の人々は、選ぶべき言葉を知らない、持ち合わせていないと私は分析します。なぜそうなのでしょうか。本を読まないから。友人にまともな人がいないから。知識の習得を軽んじているから。先日、日本の皇室出身で下野した女性がMETのキュレーターのインターンであったものが、そこで終了になったらしい、という記事がありました。ちょっと残念ですね。

美術関係といっても広い学芸分野ですが、基本的には言葉の世界です。絵画などで名を遺す天才的アーティストは絵画など表現物を通じて表現します。評論家、connoisseurは言葉で表現します。言葉を使ってsomethingをクリエイトするのです。キュレーターはそこまで言葉の力を要求されないでしょうが、今度は蒐集、展示というものを通じて、美術館に来る人々(客)に「素晴らしい」「来て良かった」「また来たい」「次回が楽しみ」「あの人に薦めたい」「このキュレーターの展示をまた見たい」という印象をクリエイトするのです。血筋ではある程度補うことはできるでしょうが、NYという、世界の中心にはあらゆる才能、新しいトレンドが渦巻いています。そんな中で何かをproduceし、何かをクリエイトする力が彼女には十分ではなかったのでしょう。なぜか。おそらく彼女はそんなことを意識したこともなかったし、期待されたこともなかったし、直面したこともなかったし、努力したこともなかったから。いつもちやほや特別扱いされて来たから。母親はcommoner出身なので、自分が女子を生んだときから民間に下ることがどういうことなのかよく知っていたはずなのに残念です。
★★★
さて、先日、日本以外のG7の首脳が共同宣言を発表しました。いよいよ国際外交で日本外しが始まったのでしょうか。今日はそれを話題にします。日本外交はかなり幼稚で、稚拙で、外務省公務員の意のままに運営されています。別の言い方をすれば、JICAを通してお金が配分される構造になっていますので、援助に理念というものがまるでありません。JICAには理念は要りませんね。自分たちの権限で差配し、着服できるお金があることだけが関心事項です。だから被援助国は日本への感謝の気持ちをまるで持ちませんね。もうそんなバカな金の浪費を止めて、外務省は身銭を使う如くに振舞ったらいかが?

先ず、10月22日の共同宣言に関する和文のニュースを引用:
G7の6か国が共同声明、イスラエルに国際人道法の順守要求…米は地上戦「先延ばし」促したか(読売新聞)

これはあまり注目を集めなかったのでしょうか。このことに関して松野博一官房長官(千葉県内選挙区)は翌日の記者からの質問で流していましたが、それは正しい認識なのでしょうか。我々はもっと大事な何かを汲み取るべきでは?このことを外国のメディアはどう伝えたのか。それをUS Newsで見てみましょう。軽い内容なので斜め読みで十分でしょう:

REHOBOTH BEACH, Delaware (Reuters) -Leaders of the United States, Canada, France, Germany, Italy and Britain on Sunday underscored their support for Israel and its right to defend itself, but also urged it to adhere to international humanitarian law and protect civilians.

In a joint statement issued after a virtual meeting on the ongoing war between Israel and the Hamas militant group, the leaders welcomed the release of two hostages by Hamas, and called for the immediate release of all remaining hostages.

U.S. President Joe Biden convened a meeting of the so-called Quint - the U.S., France, Britain, Germany and Italy - plus Canada after speaking with Prime Minister Benjamin Netanyahu of Israel.

The calls came amid growing fears that the Israel-Hamas war could mushroom into a wider Middle East conflict as Israel pounded Gaza and clashes on its border with Lebanon intensified.

Related: A Timeline of the Israel-Palestinian Conflict
In the statement, Biden, Canadian Prime Minister Justin Trudeau of Canada, French President Emmanuel Macron, German Chancellor Olaf Scholz, Italian Prime Minister Giorgia Meloni and British Prime Minister Rishi Sunak pledged to work together closely to support their citizens in the region, and especially those wishing to leave Gaza.

They welcomed the arrival of the first aid convoys in Gaza, and pledged to continue working with regional partners to ensure "sustained and safe access" for the 2.2 million people in Gaza to food, water, medical care and other humanitarian assistance.

They also agreed to continue close diplomatic coordination, including with key partners in the region, to "prevent the conflict from spreading, preserve stability in the Middle East, and work toward a political solution and durable peace."

Biden and Netanyahu discussed the arrival of the first aid convoys to Gaza and "affirmed that there will now be continued flow of this critical assistance," the White House said.

The two men also discussed efforts to free more of the more than 200 hostages taken by Hamas, including some U.S. citizens.

Biden spoke separately with Pope Francis and they discussed the need to prevent escalation in the region and to work toward a durable peace in the Middle East," the White House said.

The Vatican earlier said the call, which lasted about 20 minutes, "focused on conflict situations in the world and the need to identify paths to peace."

(Reporting by Andrea Shalal and Kanishka Singh in Washington; Editing by Nick Zieminski and Lisa Shumaker)

Copyright 2023 Thomson Reuters.

(1)まず気を引いたのがQuintという言葉。名前の通り、5か国からなりますが、それはBig Fourと呼ばれる西ヨーロッパのリーダーにアメリカを加えたもの。今回の共同宣言の6か国とはQuint+Canadaということになります。調べるとQuintの歴史は、2000年代半ばにスタートした(ChatGPT;後述)、非公式なものだそうです。詳しくは以下を。大した内容はありません:
wiki Quint (international organization)

たしかに全部の国がNATOなど他の国際会議のメンバーである、ということは大きな要素かも知れません。ただNATOは今や30か国前後の加盟国を加えた軍事組織であり全員一致で動く原則がありますので、そのうちの数か国トップだけが別の公式、非公式に会合を持つ、というのはメリットが多いでしょう、特に今回のGaza stripをめぐる紛争では。

(2)次いで、ChatGPTはQuintについて何を解説してくれるでしょうか。彼の意見を以下に:

The origin of the term "Quint" can be traced back to the mid-2000s when these five countries began holding informal meetings and discussions. These discussions have covered a wide range of topics, including global security issues, counterterrorism efforts, and regional conflicts.

Here are some key points in the history of the Quint:
  1. Early Informal Meetings: The Quint began as an informal forum for these five nations to discuss common interests. The first meetings took place in the mid-2000s, with a focus on addressing international security and political issues.
  2. NATO and EU Connections: Several of the Quint countries are members of both NATO (North Atlantic Treaty Organization) and the European Union (EU). This dual membership has allowed them to coordinate on various issues, including defense and security matters.
  3. Libya: The Quint played a role in the international response to the Libyan Civil War in 2011. They coordinated airstrikes and other actions in support of United Nations Security Council Resolution 1973.
  4. Syria: The Quint has also discussed the Syrian Civil War and efforts to find a political solution to the conflict. The countries within the Quint have varying positions on this issue, but their discussions have been significant.
  5. Ukraine: The Quint has been involved in discussions related to the conflict in Ukraine, particularly in the context of Russia's actions in Crimea and Eastern Ukraine. They have coordinated sanctions against Russia in response to its actions in Ukraine.
Other Global Issues: The Quint has addressed a variety of global challenges, including climate change, economic matters, and responses to the COVID-19 pandemic.

It's important to note that the Quint is not a formal organization with a secretariat, permanent staff, or regular meetings. It's more of an ad hoc forum for discussions and cooperation among these five major Western powers. The dynamics and level of cooperation within the Quint may vary depending on the specific issues and the priorities of the participating countries at any given time. Unquote.

なるほど。私はこの、リビア、シリア、ウクライナなどに関するQuintの発信について無知でした。今回初めて気づいたとまでのようです。

こうしてザーッと見てくると、冒頭で示したQuint+1というような加算よりも、G7 minus Japanという減算の方が正しい認識かもと思っておりましたが、そうではないようです。

あなたは黒田清隆(1840-1900)という人物を覚えてます?総理大臣を務めましたが、その前に北海道開拓使として長官を務めて、例の有名な開拓使財産処分で、国有財産を同じ薩摩出身者の所有する会社にただ同然で売却しました。一番良いのは競争入札にすればよかったのでしょうが、当時はそんな知恵者はいなかったのでしょう。これとこれに続く一連のスキャンダルのために、大隈重信(佐賀藩出身)は下野し、後の蛮行で彼個人と薩摩人の評判を汚し、その結果政府で長州閥だけが跋扈するようになり、戦後もそれが継続しています。最晩年には狂人扱いされました。開拓使を閉鎖するのですから、言わば換金処分ですが、こんな雑務を部下に任せるだけで要所を締めないと歴史の流れを変えかねないのですよ。同じことは現代の外務省の「経営」にも当てはまるでしょう。姑息な役人どもに任せっぱなしだと国際的には波風は立たないかも知れないが、大臣は国税という国民の負託を正当に果たしているとは言えないのではないでしょうか。

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