本日BSPで放送される映画のうちお勧めの2本を別のpostで挙げてあります。チェックしてみてください。
さて昨日の話題の新浪剛史氏のwikiには「1991年(平成3年)5月 ハーバード大学経営大学院修了(MBA with honors取得)」と書かれています。MBA with honorsとは、成績優秀者に送られる称号のことです。ある一定のレベル以上の卒業生に対して付与され、その基準、呼称は大学により異なります。一番それらしいのはラテン語の称号だと私は思います。Harvardの場合は以下のようになっているようです:
summa cum laude 最優秀 4.75 or higher
magna cum laude 次いで優秀 3.95 or higher
cum laude 優秀 3.75 or higher (*)
これはGPAと呼ばれる、成績A+, A-, B+....にポイントを付与し、たしかA+が5 point、それを単純平均したものです。単純平均とは普通の平均です。大学によっては、加重平均をする場合もあるようです。加重平均とは、学科によって異なる重み(weight)が与えられている平均のことです。ラテン語の意味は、上記で、下から上へ、with honor, with great honor, with superior honorのはず。めったに出会わないのでこの程度の理解で十分かと…
検索するとどの大学でも上位5%に付与、とか、上位20%に、という具合になっているようです。ハーバードの学生の平均値が3.75とどこかのサイトに出ていました。平均値は中央値に近いはずで、これだと上記の(*)と矛盾しますね。大事なことは、この上位〇%に、というのが曲者で、これに近くなるようなGPAが選択されていますので、単純にGPAだけで決めるものではない、ということです。
欧米では名刺で名前の脇に(hons)と書かれている場合があります。これはこの成績優秀者に与えれる称号を、就職した後で、会社の名刺に入れて良い、と会社が判断した結果です。具体的にcum、magna、summaのいずれであるかを入れないと中途半端な感じがしますが、私はそこまで明記した名刺を見たことはありません。というか、欧米では名刺は、名前、電話番号、メールアドレスを記した紙きれに過ぎません。calling card と呼ばれます。(人によっては、右上の隅を折って、不在の時に渡したものか、それ以外だったかを識別するのだとか。普通、そんなことを確認する機会はありませんので、無駄。このブログの読者はこの程度のことを知っておく必要があると私は思います。)日本人みたいに名刺を神聖視している民族は他にいません。普通はすぐにゴミ箱行きです。なお、honsには、3年で卒業した学部学生も含まれるようです。つまり繰り上げで卒業させるのですから、優秀である、とういことです。なお、大学によっては海外からの留学生には別の基準で、ということもあるようです。(もしかすると新浪氏の場合それかも…)
「summa cum laudeをもらうとどんな気持ちか?」というようなことが英語の質問箱で答えられています。普通は、卒業式の日まで最終学年の成績を知らないはずなので、自分がSCLだと知った時その分喜びは爆発しそうですよね。とは言え、あの教授のくれた成績が悪かったので、3.95に0.01足りなかった…となる場合があれば、Bを予想していたがA+をくれたので、3.95に達した、というようなケースもあるようです。
M-Wでは、このラテン語について簡単な話題が提供されています。かつてはもうひとつ多い4つがあったようですね。気になる方はチェックしてみてください:
https://www.merriam-webster.com/news-trend-watch/summa-cum-laude-2016-03-16
さて昨日の話題の新浪剛史氏のwikiには「1991年(平成3年)5月 ハーバード大学経営大学院修了(MBA with honors取得)」と書かれています。MBA with honorsとは、成績優秀者に送られる称号のことです。ある一定のレベル以上の卒業生に対して付与され、その基準、呼称は大学により異なります。一番それらしいのはラテン語の称号だと私は思います。Harvardの場合は以下のようになっているようです:
summa cum laude 最優秀 4.75 or higher
magna cum laude 次いで優秀 3.95 or higher
cum laude 優秀 3.75 or higher (*)
これはGPAと呼ばれる、成績A+, A-, B+....にポイントを付与し、たしかA+が5 point、それを単純平均したものです。単純平均とは普通の平均です。大学によっては、加重平均をする場合もあるようです。加重平均とは、学科によって異なる重み(weight)が与えられている平均のことです。ラテン語の意味は、上記で、下から上へ、with honor, with great honor, with superior honorのはず。めったに出会わないのでこの程度の理解で十分かと…
検索するとどの大学でも上位5%に付与、とか、上位20%に、という具合になっているようです。ハーバードの学生の平均値が3.75とどこかのサイトに出ていました。平均値は中央値に近いはずで、これだと上記の(*)と矛盾しますね。大事なことは、この上位〇%に、というのが曲者で、これに近くなるようなGPAが選択されていますので、単純にGPAだけで決めるものではない、ということです。
欧米では名刺で名前の脇に(hons)と書かれている場合があります。これはこの成績優秀者に与えれる称号を、就職した後で、会社の名刺に入れて良い、と会社が判断した結果です。具体的にcum、magna、summaのいずれであるかを入れないと中途半端な感じがしますが、私はそこまで明記した名刺を見たことはありません。というか、欧米では名刺は、名前、電話番号、メールアドレスを記した紙きれに過ぎません。calling card と呼ばれます。(人によっては、右上の隅を折って、不在の時に渡したものか、それ以外だったかを識別するのだとか。普通、そんなことを確認する機会はありませんので、無駄。このブログの読者はこの程度のことを知っておく必要があると私は思います。)日本人みたいに名刺を神聖視している民族は他にいません。普通はすぐにゴミ箱行きです。なお、honsには、3年で卒業した学部学生も含まれるようです。つまり繰り上げで卒業させるのですから、優秀である、とういことです。なお、大学によっては海外からの留学生には別の基準で、ということもあるようです。(もしかすると新浪氏の場合それかも…)
「summa cum laudeをもらうとどんな気持ちか?」というようなことが英語の質問箱で答えられています。普通は、卒業式の日まで最終学年の成績を知らないはずなので、自分がSCLだと知った時その分喜びは爆発しそうですよね。とは言え、あの教授のくれた成績が悪かったので、3.95に0.01足りなかった…となる場合があれば、Bを予想していたがA+をくれたので、3.95に達した、というようなケースもあるようです。
M-Wでは、このラテン語について簡単な話題が提供されています。かつてはもうひとつ多い4つがあったようですね。気になる方はチェックしてみてください:
https://www.merriam-webster.com/news-trend-watch/summa-cum-laude-2016-03-16