本日はこの歌を扱います。歌なんて英語の勉強になるか!とお考えの方もいるでしょう。私はyes派です。今日の歌がそんな例かも知れません。
Louis Armstrongの歌です。
私のような化石オヤジでも、この歌が最初にヒットした時のことはまったく知りません。これがTVCMに使われた時があり、たしかそれは1990年前後だったような気がします。それはホンダのクルマのCMだったような。日本で流れてました。
聴き取りに苦労するような単語は一つもありません。でもこれが最初に歌われたころは、おそらくまだアメリカで公民権運動がアメリカを激しく揺らしていた頃ではないでしょうか。その時代にあっても、拳(こぶし)を挙げて表す怒りよりも、こんな歌の方が人々の心に沁み渡り、より永く残るような気がしますが、それはなぜでしょうか。おそらく、人間の心理に由来するのでは?人類は「血」よりは「花」の方が人の心に沁みわたるから。
今ウクライナで行われていることに対して、世界のリーダーたちは正当に振る舞っているでしょうか。例えば、国連のSecretary-General、ヴァティカンのPope、Eastern Orthodoxの Patriarch、彼らは非常にlazyですね。そういえば、イスラムも、仏教も。それはともかく…
I see skies of blue 少し変な表現ですね。skyは天気予報で「昨日の空」「今日の空」「明日の空」のように1個の空ではないものを前提にしている場合、skiesになります。つまり、この歌をつくった人は、しょっちゅう、あるいは毎日空を見るような人なのでしょうね。skies of blue というのは、ちょっと見、少し違和感のある表現ですが、音韻でこれが選ばれたのでしょうか。of blueという構造は、blueが名詞であることに意味があります。名詞で形容詞句 of blueをつくると、それは強調の含みがありますので、意味は単に「青い」のではなくて「真っ青」ということです。同じ理由でof whiteも説明できます。
でもこれだと「雨」はなさそうですよね。でもご心配なく。真っ白い雲は、しばしば雨をもたらす雲です。特に南の方ではそうです。tropical showerのようなものをイメージしていただければよいかと。必ずしも、濃淡は別にせよ灰色である必要はありません。この歌は空模様を気に掛けるものではありませんが…
Written by Bob Thiele and George Weissとだけcreditされていますが、どちらが作詞家かはわかりません。おそらく後者かと。
Louis Armstrongの歌です。
私のような化石オヤジでも、この歌が最初にヒットした時のことはまったく知りません。これがTVCMに使われた時があり、たしかそれは1990年前後だったような気がします。それはホンダのクルマのCMだったような。日本で流れてました。
聴き取りに苦労するような単語は一つもありません。でもこれが最初に歌われたころは、おそらくまだアメリカで公民権運動がアメリカを激しく揺らしていた頃ではないでしょうか。その時代にあっても、拳(こぶし)を挙げて表す怒りよりも、こんな歌の方が人々の心に沁み渡り、より永く残るような気がしますが、それはなぜでしょうか。おそらく、人間の心理に由来するのでは?人類は「血」よりは「花」の方が人の心に沁みわたるから。
今ウクライナで行われていることに対して、世界のリーダーたちは正当に振る舞っているでしょうか。例えば、国連のSecretary-General、ヴァティカンのPope、Eastern Orthodoxの Patriarch、彼らは非常にlazyですね。そういえば、イスラムも、仏教も。それはともかく…
さて、この歌では、2番の歌詞を取り上げてみたく。
I see skies of blue and clouds of white
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed days, the dark sacred nights
And I think to myself
What a wonderful world
I see skies of blue 少し変な表現ですね。skyは天気予報で「昨日の空」「今日の空」「明日の空」のように1個の空ではないものを前提にしている場合、skiesになります。つまり、この歌をつくった人は、しょっちゅう、あるいは毎日空を見るような人なのでしょうね。skies of blue というのは、ちょっと見、少し違和感のある表現ですが、音韻でこれが選ばれたのでしょうか。of blueという構造は、blueが名詞であることに意味があります。名詞で形容詞句 of blueをつくると、それは強調の含みがありますので、意味は単に「青い」のではなくて「真っ青」ということです。同じ理由でof whiteも説明できます。
でもこれだと「雨」はなさそうですよね。でもご心配なく。真っ白い雲は、しばしば雨をもたらす雲です。特に南の方ではそうです。tropical showerのようなものをイメージしていただければよいかと。必ずしも、濃淡は別にせよ灰色である必要はありません。この歌は空模様を気に掛けるものではありませんが…
Written by Bob Thiele and George Weissとだけcreditされていますが、どちらが作詞家かはわかりません。おそらく後者かと。