まず、今日はミケランジェロの有名なquote (adage)を引用します。
The greatest danger for most of us is not that we aim too high and miss it but that we aim too low and achieve it.
短いですが、彼のような天才だからこそ言える言葉なのでしょうね。
ただ、wikiquoteによると、これが本当に彼の言葉であるかどうかは不明だという意味の記述があります。最下段にURLを貼っておきます。検索と言う武器を使って、まったくイタリア語のできない私が調べると、現代イタリア語で、上記の英語は以下のようになるようです。イタリア語で、このadageがいつ頃から存在しているのかなどがわかると、wikiquoteの説をチェックすることもできるのでしょう:
ただ、wikiquoteによると、これが本当に彼の言葉であるかどうかは不明だという意味の記述があります。最下段にURLを貼っておきます。検索と言う武器を使って、まったくイタリア語のできない私が調べると、現代イタリア語で、上記の英語は以下のようになるようです。イタリア語で、このadageがいつ頃から存在しているのかなどがわかると、wikiquoteの説をチェックすることもできるのでしょう:
Il pericolo più grande per la maggior parte di noi non è che miriamo troppo in alto e lo manchiamo, ma che miriamo troppo in basso e lo raggiungiamo.
さて、これがミケランジェロのものであろうが、なかろうが、適切な目標設定は、ビジネスあるいは個人の生活において結構重要です。このブログを毎日読む人は、必要以上の長期に渡り勉強をする必要はありません。実はあなたの聴き取り力はもうすでに十分開拓されつくしているかも知れないのです。それをあなたが知らないだけかも知れないのです。何度も書きましたが、あなたがそのことに気づく場合、つまり聴き取り力が徐々に伸びていると感じることはおそらくなくて、或る日突然それを感じることになります。その機会がたまたまないばかりに、必要量を上回る努力を継続しているのだとしたら、あなたにとってそれは無駄です。その機会がないかも知れない人は、NHKの海外ニュース番組の英語チャンネルの音声を聞いてみることです。以前よりもずっと聴き取りができているとあなたが感じるのであれば、あなたの力は着実に伸びていた、ということです。それ以上伸ばすには別の機会が必要です。それはおそらく「現地で」暮らしてみることです。生活すると、今まで高校生のような暗記をして覚えた、あるいは覚えようとしたidiomが、日常の生活の中で次々に出て来ます。その時の前後関係などは、そのidiomと一緒にそっくりあなたの頭の中に残って行きます。これでもう忘れることはなくなります。毎日がそのような刺激に満ちています。
その時に、おそらくあなたが感じることは、土台となる部分をもっと大きくしておけば良かった、ということでしょう。これは実は何を意味しているのかは人により意見が異なる可能性があります。私の意見では、忘れても良いので、なるべく多くの表現に触れておくこと、です。ということは、もうこの段階で、あなたが聴き取りを継続するにしても、従来のやり方よりも、ポイントをかなり絞り込んだ勉強法に切り替えた方が良い、ということです。たとえば、NHKの海外ニュース1,2本をずっと聞いて、勉強のターゲットにすべきことを2,3ピックアップします。残りがある場合捨てます。そしてそれをある程度徹底して調べて、再度そのニュースを聞きます。このようなやり方に切り替えてみましょう。あるいはいつかこのブログで紹介したNYTの記者のpodcastです。
https://en.wikiquote.org/wiki/Michelangelo
なお、一度身に付いたに見える聴き取り力は、維持する努力を続けないとすぐに剥がれ落ちてゆきます。そのためには、今までの努力を継続する必要はありませんが、最低1日1回位は、これまでに聞いた音源あるいはあるいは新しい音源を集中して聞くような努力が必要です。おそらく10分か15分程度で十分でしょう。