昔NYCにあったドーナッツチェーンの袋に印刷されていた言葉は結構有名です。
As you ramble on through life, brother,
Whatever be your goal,
Keep your eye upon the doughnut,
And not upon the hole.
非常にシンプルですが、ユーモアがありますね。このquoteから、どのようなメッセージを引き出すべきでしょうか。
私はこの袋を直接見たことはありません。今は、ググれば、この言葉を印刷した、その袋を見ることができます。この会社は今はないと思います。Mayflower Doughnut Shopという名前のチェーン店だったようです。この会社の経営者Adolph Levitt (1883-1953)はブルガリア生まれのユダヤ人で、アメリカに移住しました。そしてNYCでドーナツチェーンを起こしたようです。
この言葉の本当のwriterは別にいて、おそらくMargaret Atwoodというカナダ人女性なのでしょう。でもはっきりとは私にはわかりません。
Adolphの孫がNYTに祖父についての記事を書いています。この孫の姓もユダヤ系のように見えます。
ところで、doughnut、donutという二通りの綴りがありますね。後者はAmericanismです。doughもbatterも、小麦粉を練ったものですが、doughはもんじゃ焼きのような液体状のものを指します。納得できなくもないですが、では、後半のnutは何でしょう?わかりません。doughnutの仲間にcrullerという食べ物もあり、これはドーナツショップで売られているクルーラーから想像できます。どうもオランダの揚げ菓子が元になっているようで、それはラードで揚げたもののようです。ユダヤ人がラードで揚げたものを?少し違和感がありますよね。etymonlineで調べてもよくわかりませんでした。以下のURLにetymonlineの説明があります:
今年一年ご愛読ありがとうございました。来年も読んでくださいね。