今日は英語と関係があるような、ないような話です。『日常会話』なる言葉についてです。自分の英語のちからは日常会話程度です、という人物がいました。私はこれはすごい、と思いました。一緒に働くようになったのですが、どうも日常英語会話はまったくできず、オフィスで使う英語もまるでだめ、Eメールの英語もヘンテコということがすぐわかりました。(まあ、英語はツールに過ぎないので、顧客とコミュニケーションできれば…と思いましたが…)さて、その『日常会話』なるものは何を指すのでしょうか。
おそらく、この人物の言う『日常会話』とは、It's sunny todayとか、This is a penということを指すのだと想像します。私の想像した日常会話とは、SUBWAYでランチをするときに、どれを選ぶかを伝え、クリーニングに出したシャツのボタンが取れていたので、付けてもらいたいとか、社内の係りに来週何日の新幹線の切符を手配してもらいたいが、行きは指定席で、帰りは自由席というような、交渉、連絡をできて、一方ではオフィスでの社内の人々(上司、部下、同僚)との話、会議、取引先との必要な電話連絡のことを言います。つまり、日本語で行われることを、普通に英語でできる、ということを日常会話だと思います、私は。
求人票などには、『英語…日常会話レベル』と書いてある場合があるのだとか。でも、仮にその人物のいう日本の中学、高校で習う程度の英語を卒なくやってきた程度のことであれば、なぜ高校卒業レベルといわずに、日常会話というのでしょう。まったくわかりません。ですが、そのような曖昧な言葉を使う、人事部、転職エージェントは敬遠した方が良いだろう、と思います。他にも言葉の定義がまったく違う、という場合があるかも知れないからです。
最近、完全週休2日制と週休2日制はまったく別物であると知って驚きました。週休2日制とは週2日の休みの週が月に1週以上ある場合を指す、とのことらしいです。私には信じられません。仮にその通りだとして、その2日の休みのある週以外は何日の休みがあるのでしょうか。労基法で週40時間となっている労働時間はどうなっているのでしょうか。こんなわけのわからない用語を使う国は日本だけでしょうね。しかもそれが罰せられないなんて。過労死うんぬん以前のモンダイですね。
私はかつてアメリカのある会社を訪問したことがあります。ミシガン州にある、小さいですが、大変に良心的な会社です。それまで私とEメールで連絡を取り合っていた相手は80歳代後半の女性でした。けっこう驚きましたね。その会社の社長との食事のときに、その女性のことになり、説明はこうでした。『アメリカでは、人種、宗教、年齢で差別することは違法である。もしやれば、いろいろな罰則がある。その女性が高齢であることを理由に退職をすすめることは違法である。』とのことでした。アメリカは企業が年金、退職金を用意することはあまりありませんので、それらを提示して、本人が同意の上で辞めるのは適法だということは私は知っておりました。日本での高齢者の扱いは日本憲法違反ですらあると私は思います。日本はまだまだ発展途上国なのですね。というかすべてが行政の中央に集中しすぎていて、その弊害があまりにも大きいと思います。厚労省の局長程度の意向で、行政の方向が決まっていると言って良いと思います。なお、私が訪問してから2,3週間で、紙の手紙が来て、自分は人生初めてのリタイアをすることを選択した。今ワクワクしている、という内容でした。
ここで終わりにすると、字幕なしで、というこのブログの趣旨に反していますので、トリヴィアをひとつ。上の行で、問題とかかずに、モンダイと書きました。これには訳があります。『それは時間のモンダイだね』は英語で何と言いますか?It's a problem of time.でしょうか?正しくは、It's a matter of time.です。なぜでしょうか。problemには2つの意味、用法があります。一つは、設問という意味。テストなどの問題のことですね。もう一つは、差に由来する事柄です。期待レベルがAで、現実レベルがB。普通はA>Bですが、この差をproblemといいます。これはビジネス英語の基本のきです。gapと言い換えても良いですね。解決が必要なことが暗示されています。日本では、日本語でこれが正しく使い分けされていないので、英語にするときに、problemではないところで、problemを使う、という誤りを犯す人があまりに多いです。日本語での曖昧さのために、間違えて英語を使う、ことの典型的な例です。私が平素の日本をいい加減にしないで、という例だと思ってもらえると嬉しいです。
ついでにもうひとつ。時間的順番に、という日本語があるとして、これの英語は何というでしょう?in chronological orderといいます。chronologyはギリシャ語のkhronos時間に由来しています。年代学順に、という意味ではありません。timeつながりで書いて見ました。
おそらく、この人物の言う『日常会話』とは、It's sunny todayとか、This is a penということを指すのだと想像します。私の想像した日常会話とは、SUBWAYでランチをするときに、どれを選ぶかを伝え、クリーニングに出したシャツのボタンが取れていたので、付けてもらいたいとか、社内の係りに来週何日の新幹線の切符を手配してもらいたいが、行きは指定席で、帰りは自由席というような、交渉、連絡をできて、一方ではオフィスでの社内の人々(上司、部下、同僚)との話、会議、取引先との必要な電話連絡のことを言います。つまり、日本語で行われることを、普通に英語でできる、ということを日常会話だと思います、私は。
求人票などには、『英語…日常会話レベル』と書いてある場合があるのだとか。でも、仮にその人物のいう日本の中学、高校で習う程度の英語を卒なくやってきた程度のことであれば、なぜ高校卒業レベルといわずに、日常会話というのでしょう。まったくわかりません。ですが、そのような曖昧な言葉を使う、人事部、転職エージェントは敬遠した方が良いだろう、と思います。他にも言葉の定義がまったく違う、という場合があるかも知れないからです。
最近、完全週休2日制と週休2日制はまったく別物であると知って驚きました。週休2日制とは週2日の休みの週が月に1週以上ある場合を指す、とのことらしいです。私には信じられません。仮にその通りだとして、その2日の休みのある週以外は何日の休みがあるのでしょうか。労基法で週40時間となっている労働時間はどうなっているのでしょうか。こんなわけのわからない用語を使う国は日本だけでしょうね。しかもそれが罰せられないなんて。過労死うんぬん以前のモンダイですね。
私はかつてアメリカのある会社を訪問したことがあります。ミシガン州にある、小さいですが、大変に良心的な会社です。それまで私とEメールで連絡を取り合っていた相手は80歳代後半の女性でした。けっこう驚きましたね。その会社の社長との食事のときに、その女性のことになり、説明はこうでした。『アメリカでは、人種、宗教、年齢で差別することは違法である。もしやれば、いろいろな罰則がある。その女性が高齢であることを理由に退職をすすめることは違法である。』とのことでした。アメリカは企業が年金、退職金を用意することはあまりありませんので、それらを提示して、本人が同意の上で辞めるのは適法だということは私は知っておりました。日本での高齢者の扱いは日本憲法違反ですらあると私は思います。日本はまだまだ発展途上国なのですね。というかすべてが行政の中央に集中しすぎていて、その弊害があまりにも大きいと思います。厚労省の局長程度の意向で、行政の方向が決まっていると言って良いと思います。なお、私が訪問してから2,3週間で、紙の手紙が来て、自分は人生初めてのリタイアをすることを選択した。今ワクワクしている、という内容でした。
ここで終わりにすると、字幕なしで、というこのブログの趣旨に反していますので、トリヴィアをひとつ。上の行で、問題とかかずに、モンダイと書きました。これには訳があります。『それは時間のモンダイだね』は英語で何と言いますか?It's a problem of time.でしょうか?正しくは、It's a matter of time.です。なぜでしょうか。problemには2つの意味、用法があります。一つは、設問という意味。テストなどの問題のことですね。もう一つは、差に由来する事柄です。期待レベルがAで、現実レベルがB。普通はA>Bですが、この差をproblemといいます。これはビジネス英語の基本のきです。gapと言い換えても良いですね。解決が必要なことが暗示されています。日本では、日本語でこれが正しく使い分けされていないので、英語にするときに、problemではないところで、problemを使う、という誤りを犯す人があまりに多いです。日本語での曖昧さのために、間違えて英語を使う、ことの典型的な例です。私が平素の日本をいい加減にしないで、という例だと思ってもらえると嬉しいです。
ついでにもうひとつ。時間的順番に、という日本語があるとして、これの英語は何というでしょう?in chronological orderといいます。chronologyはギリシャ語のkhronos時間に由来しています。年代学順に、という意味ではありません。timeつながりで書いて見ました。