字幕なしの英語聴き取り応援団

英語の映画などの発話部分だけを編集、抽出して、繰り返し聞くという学習方法をおすすめするブログです。留学などの費用、時間をかけずに、実用的な英語力を涵養することができます。3か月以内に結果を出しましょう。既に210本以上の映画を紹介済み。

2018年05月

今日は英語と関係があるような、ないような話です。『日常会話』なる言葉についてです。自分の英語のちからは日常会話程度です、という人物がいました。私はこれはすごい、と思いました。一緒に働くようになったのですが、どうも日常英語会話はまったくできず、オフィスで使う英語もまるでだめ、Eメールの英語もヘンテコということがすぐわかりました。(まあ、英語はツールに過ぎないので、顧客とコミュニケーションできれば…と思いましたが…)さて、その『日常会話』なるものは何を指すのでしょうか。

おそらく、この人物の言う『日常会話』とは、It's sunny todayとか、This is a penということを指すのだと想像します。私の想像した日常会話とは、SUBWAYでランチをするときに、どれを選ぶかを伝え、クリーニングに出したシャツのボタンが取れていたので、付けてもらいたいとか、社内の係りに来週何日の新幹線の切符を手配してもらいたいが、行きは指定席で、帰りは自由席というような、交渉、連絡をできて、一方ではオフィスでの社内の人々(上司、部下、同僚)との話、会議、取引先との必要な電話連絡のことを言います。つまり、日本語で行われることを、普通に英語でできる、ということを日常会話だと思います、私は。

求人票などには、『英語…日常会話レベル』と書いてある場合があるのだとか。でも、仮にその人物のいう日本の中学、高校で習う程度の英語を卒なくやってきた程度のことであれば、なぜ高校卒業レベルといわずに、日常会話というのでしょう。まったくわかりません。ですが、そのような曖昧な言葉を使う、人事部、転職エージェントは敬遠した方が良いだろう、と思います。他にも言葉の定義がまったく違う、という場合があるかも知れないからです。

最近、完全週休2日制と週休2日制はまったく別物であると知って驚きました。週休2日制とは週2日の休みの週が月に1週以上ある場合を指す、とのことらしいです。私には信じられません。仮にその通りだとして、その2日の休みのある週以外は何日の休みがあるのでしょうか。労基法で週40時間となっている労働時間はどうなっているのでしょうか。こんなわけのわからない用語を使う国は日本だけでしょうね。しかもそれが罰せられないなんて。過労死うんぬん以前のモンダイですね。

私はかつてアメリカのある会社を訪問したことがあります。ミシガン州にある、小さいですが、大変に良心的な会社です。それまで私とEメールで連絡を取り合っていた相手は80歳代後半の女性でした。けっこう驚きましたね。その会社の社長との食事のときに、その女性のことになり、説明はこうでした。『アメリカでは、人種、宗教、年齢で差別することは違法である。もしやれば、いろいろな罰則がある。その女性が高齢であることを理由に退職をすすめることは違法である。』とのことでした。アメリカは企業が年金、退職金を用意することはあまりありませんので、それらを提示して、本人が同意の上で辞めるのは適法だということは私は知っておりました。日本での高齢者の扱いは日本憲法違反ですらあると私は思います。日本はまだまだ発展途上国なのですね。というかすべてが行政の中央に集中しすぎていて、その弊害があまりにも大きいと思います。厚労省の局長程度の意向で、行政の方向が決まっていると言って良いと思います。なお、私が訪問してから2,3週間で、紙の手紙が来て、自分は人生初めてのリタイアをすることを選択した。今ワクワクしている、という内容でした。

ここで終わりにすると、字幕なしで、というこのブログの趣旨に反していますので、トリヴィアをひとつ。上の行で、問題とかかずに、モンダイと書きました。これには訳があります。『それは時間のモンダイだね』は英語で何と言いますか?It's a problem of time.でしょうか?正しくは、It's a matter of time.です。なぜでしょうか。problemには2つの意味、用法があります。一つは、設問という意味。テストなどの問題のことですね。もう一つは、差に由来する事柄です。期待レベルがAで、現実レベルがB。普通はA>Bですが、この差をproblemといいます。これはビジネス英語の基本のきです。gapと言い換えても良いですね。解決が必要なことが暗示されています。日本では、日本語でこれが正しく使い分けされていないので、英語にするときに、problemではないところで、problemを使う、という誤りを犯す人があまりに多いです。日本語での曖昧さのために、間違えて英語を使う、ことの典型的な例です。私が平素の日本をいい加減にしないで、という例だと思ってもらえると嬉しいです。

ついでにもうひとつ。時間的順番に、という日本語があるとして、これの英語は何というでしょう?in chronological orderといいます。chronologyはギリシャ語のkhronos時間に由来しています。年代学順に、という意味ではありません。timeつながりで書いて見ました。


今日は国名について。

Chinaは秦(しん)のフランス語表記Chine(シーヌ)から英語に輸入された言葉だと思います。Koreaは高麗でしょうね。フランス語ではCoréeと綴るそうです。フランス語から英語に入ったので、英語でかつてはCoreaと綴ったそうですが、ある語源辞典によると、英語ではいつのまにかKに変わったそうです。ややこしいのは、Sinologyという派生語。これは中国学を意味する英語です。日中戦争はSino-Japanese Warです。同じ国名なのに、『シ』『スィー』が混在しています。

Österreichと書いてエスターライヒ(オとエの中間)と読みます。オーストリアのことです。オーストリアの航空会社は自社のことをドイツ語ではなく英語でAustrianと呼ぶのですね。ドイツ語のウェブサイトでも、Austrian Airlinesという社名プラスドイツ語という具合で使われています。機体には大きく、Austrian Airlinesとだけ書いてあります。Öster東、reich国という意味だそうです。Austriaというのは英語での呼び名です。ヨーロッパ中央部の、海から離れたこの国が自分のことを指すのに、遠く離れたイングランドでの呼び名を使う・・・日本航空のことをJapan Airlinesと呼ぶようなものですね。別の会社はAll Nippon Airways。日本の場合はJapan, Nipponは並存に近いかも知れません。ちなみに、「にほん」とは、「にっぽん」の江戸訛りが起源と言われています。大阪の地名日本橋は「にっぽんばし」ですが、東京都だと「にほんばし」です。NHKは「にっぽん」、「にほん」どちらなのでしょうか。

日本語のインドは中国語由来でしょうか。印度という地名は玄奘三蔵が始めて中国語で使った地名だそうです。ちなみに、インド人はかつて自分の国をインドIndiaと呼んだことはないそうです。インドはイングランド人がつけた呼称らしいです。印度リンゴはアメリカのインディアナ州起源の品種名で、その名が付けられたとか。

同じ地名があるときは琉球、あるときは沖縄というのはややこしいですが、朝貢するときには琉球、実質的宗主国である島津藩からは沖縄と呼ばれたことは少しややこしいですよね。英語のMilanは、ミラノのことですね。この程度だと簡単に推測可能です。フットボールクラブの名前がMilanであることからイングランド系の人々が始めたのではないかと想像できますね。アルゼンチンのクラブ「リバープレート」も英語で、スペイン語のRio Plataではないのは同じ理由からだと推測できます。

ババリアとバイエルンは同じ場所を指すのはご存知でした?ババリア風ビールというとき、それは英語の地名なのです。

地名は意外とめちゃくちゃであることに気が付きますね。思いつくままに列記します:

英語              現地語            日本語
-----------        -----------        -----------    
Munich       München        ミュンヘン
Bavaria         Bayern            バイエルン
Germany      Deutschland    ドイツ    
Florence       Firenze            フィレンツェ
Spain            Espana            スペイン/イスパニア
Flanders        Vlaanderen     フランドル/フランダース
Holland/Netherlands    Nederland        オランダ

ほとんど際限なく出て来そうですね。でもどうしてそうなのでしょうか。昔の人の多くは、生まれたところで生きて死ぬのが普通でした。他の土地のことはあまり知りませんでした。このため慣習的に使われた遠隔地の地名がそのまま使われた、あるいは別のところを指すようになった、という理由だろうと思います。古代ギリシャなどでのアジアの呼称が良い例でしょう。
シェークスピアの『ロミオとジュリエット』を見た当時の人々は、舞台ヴェローナが遠いイタリアという国の都市の名前であるという程度のことはわかってもそれ以上のことは知りませんでした。Juliet, Capulet, Montagueは本当にイタリア人の名前かどうか気にする人は、日本にはあまりいないと思います。たぶんイタリア人の名前ではありませんね。当時は海外旅行をするのは貴族だけでした。一介の劇作家がイタリア旅行をすることは金銭的に無理でしょう。私は実在のシェークスピアは名前を使われていただけで、本当に書いた人は貴族だと思います。ちなみにある語源辞典には、Italiaの由来はitalosギリシャ語の牛だそうです。放牧されていたのでしょう。本来は今の南イタリアを指す言葉だったそうです。他の語源辞典では見ない説ですが私には説得力がありますね。

これと似ていますが、自分の住む町の地域の漢字を読むのがいかに難しいか、古い町だと実感しますよね。どの漢字を当てはめるのは住民の勝手だと思いますが、これを日本中で千年以上やってきたために難読地名が乱立することになりました。でも律令時代からの国名、たとえば武蔵、常陸、上野(こうづけ)など大半がめちゃくちゃですね。茨木市、茨城県が同じ発音なのか違うのか、大半の人は自信を持って答えられないと思います。ちなみに、両方とも、「いばらき」ですね。私はかつてある大阪の人からは「いばらぎし」が正しいと教わりましたが。ちなみに、ある京都人からは、両方とも「いばらぎ」であると教わりました。


この数年、フェイクニュースなる言葉をよく見聞きするようになりました。広告カウントのためにインターネット上で発信された虚偽のニュースを指す言葉です。21世紀に入ってからだけでも、ビジネスではエンロンの詐欺商法、ヘンドリック・シェーンの超伝導虚偽論文(数十本!!!)などの、「だまし」が絶えませんね。だましとは人間の本能に根ざした行為なのかも知れません。犬山霊長類研究所の天才チンパンジーのアイちゃんが研究室で、机の上のジュースを飲んだか飲まなかったかで、飲んだアイちゃんが手話で松沢先生に嘘をついている画像を見たことがあります。でもこれは喉の渇いたアイちゃんが飲むように仕向けたものでした。嘘は霊長類に広く見られる現象なのかも知れませんね。

映画『ニュースの天才(Shattered Glass)』公開2003は、New Republic誌という、実在の、権威ある雑誌の若手記者Stephen Glassが、虚偽の記事20本前後をでっちあげるという、実際にあった話です。(DVDの特典に、"60 minutes"という、CBSのドキュメンタリー番組でのインタビューの動画、音声も録音されています。ここでは本人が登場してインタビューに応じています。他にNew Republic誌の本物の上司も登場します。)

瑣末なことではありますが、予備知識として知っている価値のある事実、それは、アメリカでは、大学、高校を卒業して、就業経験のない人(新卒者)を雇う会社は少数派である、ということです。大学を出て、就職しても、最初は見習いに過ぎません。このせいもあって、アメリカでは最初に勤めた会社にずっと在籍することは極めてまれです。なぜなら、見習いの給料レベルはどこの会社でも低いし、同じ仕事である限りは給料は伸びないためです。このため、見習いの数年の間に、転職する際に役に立つ成果をレジュメに記載することはものすごく大事です。このため、多少「盛る」ことはありうると思います。加えて、記事、ニュースでは読者にとって面白いことが重要です。同じ事実であっても、記者の力量で、おもしろくなったり、つまらなくなったりします。日本では、記事の面白さは、主に週刊誌が受け持ち、新聞、月刊誌はもう少し品のよい書き方をします。ですが、アメリカの新聞は、有名紙でも地方紙でも、面白くないと販売部数下落に直結します。このため、記事の面白さのために、記者は常にプレッシャーにさらされているも言えます。

この映画では、Glassの上司である編集者が、彼の或る記事に信憑性があるのかどうか疑います。記事自体はよく書けていて面白いのですが、関係者に問い合わせをしても、連絡がとれなかったり、業界大手とされる企業がまともな自社のウェブサイトを持っていなかったり、業界の催事が開かれたという場所に行っても、そんな場所にはまったく見えないというようなことがあり…ということで1本の記事からだけでも数々の嘘が露呈します。

そもそも映画の出だしで、Glassが出身高校の教室で、有名な記者、編集者として、後輩高校生達の前でスピーチを行っているのですが、映画の終わりではそのスピーチの場そのものが彼の夢想であることが示されます。Glassは、見習いの時には、記者の書いた記事の信憑性をチェックする仕事をしていたようです。

あまり波乱万丈な展開ではありませんが、いちおうドラマですので、ドラマ仕立てにするためだと思いますが、Glassは同僚の受けがものすごく良い人になっています。また上司が途中で変わるのですが、後任の編集者は人望のない記者が昇進してなるという具合です。

実際のGlassは記者生活の後、心理療法を受けて、その後ロースクールを出て、弁護士資格を得て、実際に弁護士として、たしかニューヨーク州で働いているようです。

ですが、同時に検索をすると、例えばカリフォルニア州では弁護士資格を拒否されたことがわかります。信用が大事な弁護士稼業で彼のNew Republic誌での犯罪は影を落とさないのでしょうか。心配です。

なお、映画の中で、解雇を宣告されますが、Glassはオフィスからの即時退去を申し渡されます。デスクには私物があるはずですが、このような解雇の場合、私物は後日会社が本人に発送されるというのが通例です。解雇にもいくつかの段階があり、このように即刻退去となるのは勤務先に最上級の迷惑、損害をかけた場合のようです。この出版社はGlass相手に損害賠償裁判を行ったかどうかはわかりません。普通若者は財産を持っていませんので、私はそのような訴訟はなかっただろうと想像します。

原題のshatterは粉々にする、という意味です。Shattered Glassの意味は2重になっていて、Glassという主人公の名前とガラスのglassをかけています。

特に、ジャーナリズム業界の用語が登場するわけではありませんし、とくに話の展開がドラマチックというわけでもありません。できれば、この青年の心の闇について解明、描写されているのであれば、もっと心理的な描写のドラマになっていたはずです。

なお、今回から、紹介する映画を★で評価をします。評価基準は5つあります。★が多い方が評価が「高い」となります。早口な映画だと評価は低くなります。ビジネスに応用できる用語、語法の例が多い方がここでは「望ましい」となっています。

エンタメ度 つまらない ★☆☆ 面白い
文化理解要求度  低い ★★★ 高い  
熟語、俗語量   多い ★★☆ 少ない
早口度      早い ★☆☆ 普通     特に冒頭のシーンでは早い
ビジネス用語例 少ない ★☆☆ 多い
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合計          8★ (満点15★)

本日は、物差しyardstickとしての英語のテストについてです。

私はTOEICを受けたことがありません。ですが人が自分の点数を報告し合っているのを聞くとなんとなくわかります。ほとんど実力と関係なさそうというのが私の考えです。満点が何点かも知らないのですが、本人の申告で930点を取得したという人を部下に持ったことがあります。その人に留学経験はありません。本人は相当英語力に自信を持っているのはわかりました。彼にアメリカへの最初の出張をしてもらいました。自分の実力を知ってもらって、謙虚に勉強に励んで欲しかったからです。本人は帰国して、かなり落ち込んでいました。受け入れ側の人たちも日本人の英語力が世界最低クラスだと知っているので、特に驚くこともなく、でもものすごく受け入れ側も苦労したそうです。

実も蓋もない言い方ですが、TOEICも他の検定も似たようなものではないでしょうか。採用のときに人事部が点数を聞きたがるのは、評価するだけの実力を人事部がまったく持っていないからだと思います。

自分の意見を他の方に押し付けるつもりはまったくありませんので、このブログの読者で私とまったく異なる評価をお持ちの方もいるかも知れません。まして、私はTOEICなどの英語のテストのことをまったく知りません。その程度の輩の意見として聴いていただくだけで十分かと。

最後に、生意気なことを。日本映画『シンゴジラ』で石原さとみが英語で話をする場面があります。ものすごい早口で。私はその映画を一度しか見たことがないのですが、もし私の聞き間違いでなければ、あれはほんの少し中国語なまりの英語です。もし吹き替えでないのであれば、石原さとみを指導した教師は、女性で、中国系(または、もしかすると韓国系)の訛りが若干残る人で、アメリカ西海岸の出身者だと推定します。石原さとみもその訛りを吸収したのではないでしょうか。もしそうだとすると、それはそれで彼女の言語能力はものすごいということを示すと私は思います。あるいは石原さとみは中国語を先に習っていたのでしょうか。同じ映画関係者で渡辺謙の英語の力はどれほどでしょうか。私の予想では、たぶんあまり話せないのではないでしょうか。早川雪舟(Sessue Hayakwawa)という日本生まれのフィルムスターがいました。映画『戦場にかける橋(The bridge on the river Kwai) 』1957で、地位を不動のものとした俳優です。主な活躍の場はアメリカでした。その後、伊丹十三などがいた程度で、日本人のフィルムスターの英語力はあまりパッとしませんね。石原さとみまでは。

明日は最近DVDで見た、フェイクニュースに関する実話を元にした映画についてです。

私は紙の辞書が大好きです。ですがもう紙の時代ではありませんね。オンライン辞書がたくさんありますが、本日は私のチョイスを書きます。読者の方々に何かinformativeなことがあればうれしいです。

どの辞書を使うか
私の基準は:
①登録しなくても無料で使える
②発音が聞ける
③例文が多い
④語源の説明、初出年が示されている
⑤できれば、thesaurus, antonym/synonymがある
私は『goo辞書』を使います。

小学館ランダムハウスの辞典の説明が最初に出て来ます。これは本当に便利です。⑤以外の基準を満たしていると思います。一つの「窓」に入力して、英和、和英双方に使えます。gooのポータルページの左側に『辞書』があり、そこをクリックします(PC用?)。ブックマークする価値あり、です。

以前はWeblio、英次郎など別の辞書でしたが、いろいろうるさいポップアップがあってり、登録うんぬんが出てくるので私の場合最近はgooが中心です。

たまに、dictionary.comで、辞書、シソーラスを使います。ここではポータルに怪しげな広告が多いので誤ってタップしないでください。

ブリティッシュ・イングリッシュの発音を必要とする方にはOxford Learner's Dictionariesがおすすめです。ブリティッシュとアメリカンの両方の音が聞けます。これだけでも結構楽しめます。たとえば、broadという単語。発音記号は同じですが、BEとAEでは明らかに違いますね。

私は辞書マニアではないので、探していること、目的とすることがわかればそれで終了です。もっと良いオンライン辞書があるかも知れませんね。

辞書をどう使うか
第1段階だと、わからない単語を引く、だと思います。次の段階に進むと、わからない単語があってもすぐに引かない、となります。自分なりに、前後関係、語源の知識を総動員し予想します。そして、わからないことを前提に、先に読み進まます。あるいは聞き進みます。どうしても必要になった段階で予想をした上で引いてみます。あるいは最後にまとめて。わからない単語をすぐに調べないと先へ進めないという癖をつけてしまうと、この向き合う姿勢が育たないと思います。

例文、語源(etymology)、初出年、反対語、同意語、類語との比較はぜひやりましょう。すべてをメモる必要はありません。

自分の単語ノートをつくって書きます。英語の多くの語には複数の意味があります。その場合はどれを書き、どれを覚えるべきでしょうか。私のおすすめは、ひとつの意味だけを選び、ノートに書きます。できれば例文も。辞書に気に入った例文があればそれを、なければ目の前の文を例文として。私の単語帳はB6システム手帳です。書くこと自体が記憶法だと思います。

通勤などの際にパラパラとめくります。自分なりに工夫します。おそらく今は便利なスマホアプリがあって、単語帳、暗記カードの役目を果たすのでしょうが、私はまったくその方面はわかりません。

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